ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ 防衛庁落城
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防衛汚職:防衛省を家宅捜索 東京地検特捜部
                                  2007年11月29日毎日
防衛省の家宅捜索に入る東京地検特捜部の係官ら=東京都新宿区でで2007年11月29日午後0時19分、佐々木順一撮影 前防衛事務次官、守屋武昌容疑者(63)の汚職事件で、東京・市ケ谷の防衛省に29日、東京地検特捜部の家宅捜索が入った。大臣室や次官室もある内局への本格的な強制捜査は、防衛庁時代の98年9月に起きた旧調達実施本部(調本)の背任事件以来。六本木から00年5月に移転して以降は初めてで、職員らは不安そうに見守った。

 午後0時15分、特捜部の係官約100人が到着。150人近い報道陣が待ちかまえる中、事件の焦点となっている次期輸送機(CX)の開発を所管する防衛省内局の経理装備局など、国防の中枢部門が入る19階建てのA棟を中心に資料の押収を進めた。さらに、大臣直轄の装備施設本部や技術研究本部などが入る10階建てのD棟も、捜索の対象になった。

 ある幹部は「調本の背任事件を受けた改革の時期に、市ケ谷に移転し、守屋さん自身も心機一転のチャンスと再三話していた。不祥事の度に繰り返した反省は、いったい何だったのか」と漏らした。

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防衛汚職:守屋幸子容疑者「宮ちゃん、私を重役にすれば」
毎日新聞 2007年11月29日 2時30分
守屋武昌容疑者(右端)の妻幸子容疑者(右から2人目)は、宮崎元伸容疑者(左端)から繰り返し接待を受けていた。首都圏のゴルフ場でプレー後に並んで記念撮影=04年春ごろ 収賄の共謀容疑で28日に逮捕された前防衛事務次官、守屋武昌容疑者(63)の妻幸子容疑者(56)が、贈賄側の防衛専門商社「山田洋行」元専務、宮崎元伸容疑者(69)に「私を重役にすればもっと仕事を受注できる」と持ち掛けていたことが、関係者の話で分かった。度重なる接待で、宮崎元専務を「宮ちゃん」と呼ぶほど懇意になっていたという。東京地検特捜部もこの事実を把握しており、幸子容疑者がわいろ性を持った接待の趣旨を十分に理解していたとみて、追及する方針。

 関係者によると、幸子容疑者は守屋前次官よりもゴルフに熱心で、スコアもシングル級といい、宮崎元専務によるゴルフ接待の大半に同行していた。前次官不在でも、ゴルフ接待を受けることさえあった。このため、元専務とは極めて懇意に。ゴルフや飲食接待の席などで「宮ちゃんも、私を山田洋行の重役にすれば、希望通りに防衛庁(当時)の仕事を受けられるようになるわよ」などと言っていたという。

 次女(26)が米ニューヨーク州の語学学校に留学する際、米国滞在中の元専務に世話を頼んだのも幸子容疑者だった。「娘を留学に出すので宮ちゃん、何とか面倒見てくれない?」。転居や入学手続き、さらに「激励会」までしてもらった。元専務はステーキハウスで、1人数十ドルの代金を支払ったとされる。

 幸子容疑者は元防衛庁職員。防衛幹部職員の妻らで作る婦人会の親しいメンバーと東京・赤坂の高級クラブやレストランでカラオケや飲食を楽しみ「山田(洋行)につけておいて」と店員に伝え、宮崎元専務に飲食代を肩代わりさせていた。「奥さんが夫に接待を受けないよう止めなければいけないのに、逆に後押ししていた」。クラブのママは周辺にこう話した。

 収賄罪は公務員に適用される「身分犯」だが、特捜部は、夫の職務を熟知する幸子容疑者が「装備品受注で便宜を受けたい」という宮崎元専務の意図を十分に知りながら、ゴルフ接待などさまざまな利益提供を積極的に受けていたと判断。守屋前次官と共謀した「身分なき共犯」に問えるとして、異例の逮捕に踏み切った。

 特捜部は、宮崎元専務による幸子容疑者への接待は、実質的には守屋前次官に対する利益提供だったとみており、ゴルフ旅行接待で元専務が負担した幸子容疑者分の費用もわいろに算入した。


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