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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■中越沖地震の記録 (30)
 さらに、激甚災害指定を求める木浦正幸・同市長の要望のタイミングが結果として、他の被災地に後れを取ったことにも批判は集中している。

 木浦市長は6日に、県庁で復旧支援を要請。8日には、内閣府などを訪れ激甚災害の追加指定などを要望する予定だが、7日の指定決定には間に合わなかった。

 県関係者は「上越市の(指定に向けた)初期の動きは他の被災地に比べ、迅速だったとはとても言い難い」と指摘する。

 木浦市長は「これまでも、指定要望は水面下で行って来た」と反論。国に対し、早期の追加指定に加え、指定の対象ではない農業集落排水施設について、復旧工事の補助率拡大を求めていく考えだ。
新潟日報2007年8月8日



7、柏崎原発は「廃炉すべき」  新潟日報
 中越沖地震によって原子炉建屋のクレーン破損など機器の損傷が相次いだ東京電力柏崎刈羽原発について、地震が原子力施設に及ぼす危険性を指摘している研究者らが7日、県庁で会見し、運転再開に反対を表明した。「再起動の議論は論外で、廃炉しかない」など、それぞれの立場から反対の根拠を述べた。

 会見したのは、地震学や原子炉工学の研究者らでつくる「地震と原発」研究会と、柏崎刈羽原発反対地元3団体のメンバー。

 国の耐震指針の改定作業に加わった石橋克彦・神戸大教授(地震学)は「新指針に照らすと、柏崎刈羽原発の敷地基盤は(多くの構造物が損傷し)原発立地には不適格だ」と指摘。同原発周辺では地震活動が活発化しているとし「傷んだ原発を運転すれば、将来の大地震で大事故に至る可能性もある」と強調した。

 井野博満・東大名誉教授(金属材料学)は「(同原発は)設計上の想定を超えて揺れ、原子炉内の重要機器がひずみを受けた可能性が高い。金属材料の性質が変化し、当初の設計強度を保障できない恐れもある」と説明。

 原子炉圧力容器設計の経験がある科学ライターの田中三彦さんも「内部構造物のゆがみを確認するには取り外しや切断が必要になることもあるが、東電や国は計算で推定しようとしている」と批判した。

 一方、3団体は県、柏崎市、刈羽村に対し「国に設置許可の取り消し、東電に設置許可の返上を求めること」を要望する声明を発表した。
新潟日報2007年8月7日



8、地震で被害の寺社が復活へ  新潟日報
 中越沖地震で本堂全体が倒壊寸前まで大きく傾き、解体を余儀なくされそうだった柏崎市の寺社が、ボランティアらの協力で曳(ひ)き起こされ、よみがえることになった。取り壊しを覚悟していた住職一家や檀家はお盆を前に復元のめどが付き、感激している。

 同市比角1の市街地にある延命寺(宇佐美澄彦住職)。中越沖地震で本堂がひねるように傾き、柱が20度ほど斜めになった。宇佐美住職らは本尊や仏像を運び出したが、本堂の修復はあきらめていた。

 しかし、全国から訪れたボランティアらが修復を提案し、中越地震などで神社や仏閣を直した工事業者を紹介。ワイヤや丸太で倒壊しないよう固定した上で、近く曳き起こして原形復旧することになった。修復費は1千数百万円の見込み。

 住職の妻礼美子さん(53)は「解体、新築には何億円もかかり、もう駄目だと思った。費用も予想よりずっと低額で、元通りになるのが夢のよう」と涙ぐみながら語る。

 延命寺ではお盆に備え、約80基の墓のうち地震で倒れた20基を7日までに全部起こした。

 「お墓参りの皆さんに本堂修復を報告したい」と礼美子さん。近所に住む檀家の加藤貞子さん(66)は「本堂もお墓も毎月お参りする心のよりどころ。直ることになって本当によかった」と胸をなで下ろした。

 修復を勧めた神戸市のボランティア吉村誠司さん(42)は「中越地震などで直せる家や寺を急いで解体して後悔した人がいたので、今回はすぐに復旧をあきらめないよう呼び掛けている」と話している。
新潟日報2007年8月7日


9、風評被害対策、県に協力要請  新潟日報

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08月09日(木)
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