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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■糖尿病にならないために
普通の人並みに食べれば高血糖、食事療法で少食にすれぱ亜鉛・マグネシウム欠乏に輪をかけ合併症のハイリスク。これが糖尿病の人がおかれているピンチ状況です。それに糖尿病になる人のほとんどが長期にわたる全般的ビタミン欠乏症ですから、こういうときはマルチ栄養補助食品を摂取する等で食事(少食がもちろん必要)ごとに亜鉛・マグネシウムをはじめとするミネラル・ビタミンといった微量栄養素をたっぷり補い、その上でグルコーストランスポーター4を増やす手段をこうじる必要があります。
適度な運動で筋肉細胞を活性化させる。
現在のところ、このグルコーストランスポーター4を増やしてくれる薬はありません。毎日ある程度負荷のかかった運動を一時間位することだけが、これを解決してくれます。これには普段は一分間に72回打っている心臓の鼓動が120回程度になる位の速度(かなりの速足)で毎日一時間歩くことが最適です(できたらダンベルを手に持ち振りながら)。極端に疲れやすく、こんな速歩一時間なんて出来ないという人でも、微量栄養素たっぷり摂っているとそのうちこの速歩一時間ができるようになります。どうしても歩けなけれぱ、ダンベル体操等をすることなどで代用しましょう。これならベットの上でもやる気さえあれば可能です。
運動と微量栄養素で糖尿病改善をはかる。
糖が細胞に入るのにインスリンが必要なのですが、その時インスリンを助けるグルコーストレランスファクター(GTF)というものがあります。これは三価クロム、亜鉛、マンガンを必要とします。このミネラルがあれば、インスリンは少量しか分泌されなくても最大限に働けるので少量でも問に合う可能性も大です。セレニウム、バナジウム等もインスリンの代用作用の働きをしてくれます。
微量栄養素を上手に摂りましょう。
微量栄養素不足にならない為に、主食の穀物は発芽玄米に変えて下さい。玄米発芽器も最近発売されております。ビタミン・ミネラル豊富な野菜(有機栽培野菜)を選び、和食メニュー中心の食生活に変えて下さい。卵、肉、牛乳は避ける。毎食納豆を食べ、腸内有用菌増やすこと。ヤム芋(筋肉細胞を活性化させる能力がわかってきました。)ヤム芋の代用として、長芋を常用してください。一口30回以上良く噛んで食べるようにしてください。それでも不足する微量栄養素はマルチビタミン栄養補助食品から摂るようにしましょう。
微量栄養素をたっぷり摂る
インスリンが出なくなってしまった人の多くが、膵臓のランゲルハンス島が炎症を起こしていることが原因といわれます。ここのべータ細胞は特に過剰な活性酸素に弱いので炎症を起こしやすいといわれます。微量栄養素たっぷり摂れば、その抗酸化作用の成分が活躍し、炎症部位で発生し炎症を悪循環的に拡大再生産する過剰な活性酸素を消去し、消炎機能を最大限発揮させる手伝いをします。従って、T型でインスリンの出方が少ない人も、そんなに時間が経たないうちに膵臓のトラブルが解消しインスリンが再分泌・増量することも期待できます。また、少ないインスリンでも、その働きを助ける成分の微量栄養素たっぷり摂ってればよくなってきます。
問い合わせ fui-hirabayashi@yoshikei.gr.jp
08月18日(水)
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