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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■倒産しにくい老人ホーム選び方  
倒産により経営者が変わっただけで有料老人ホームそのものの事業が継続される場合がほとんどです。つまり、ほとんどの場合、入居者は追い出されたり入居金を失ったりすることはなかったわけです。
このように「倒産」をあまり目くじらたてて、怖がる必要はないですが、わざわざ危ないホームを選ばないためにもここではある程度が見抜けるポイントをご紹介しておきましょう。

まず最初にお考え頂きたいのが、「なぜ?有料老人ホームは倒産するのか?」です。
倒産する理由は結構単純で、入居者が少ないからです。これがそもそもの発端です。
有料老人ホームというのは、ほとんどの場合、多くの借入金からの出資で運営されているところが多いと思われます。
入居者が少ないという事は、単純に考えればお金の入りが少ないということですよね?運営側に資本的な体力があればホームの広告宣伝をして入居者を随時募集し、経営の維持努力も出来るわけですが、しかしこれも長期的になってくるといずれ資金が枯渇していきます。

そうなるとここを起点に、最悪の循環が発生していきます。

@資金がないから、宣伝ができない

A宣伝しないから入居者が増えない

B資金留保のために必要以上にコスト削減を強化する。

C人を減らす・食材レベルを落す・機器や備品メンテナンスを怠る

Dサービスレベルが落ちる

E入居者から不満がでる。周辺からホームの悪いうわさも出だす。

F既存入居者の解約が増える

G更に資金繰りが悪化

H倒産
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実際はこんな簡単な流れではないでしょうが、概ねこんな感じではないでしょうか?
さて、貴方はこんな状態のホームを見抜くことができるでしょうか?

『そんなの体験入居すればわかるんじゃない?』とお考えの貴方。そんなに甘いものじゃありません。
特に倒産前の中期〜末期一歩手前の状況にあるホームになると、既存の入居者もホーム経営側と一丸となって、貴方の体験入居をもてなしてくれるというようなこともおこりかねるのです。


どういうことかというと、既存入居者もホームの悪いうわさによる不安から、少しでも入居者仲間を増やしたい。入居者が増えれば倒産を防止できるかもしれない。というような自己防御の体制に入ってしまうために、体験入居に訪れた貴方に本当のことを伝えないばかりか、最悪「このホームにして良かったです!最高です!」なんていう、嘘の賛辞をおくることも十分考えられるからなのです。

こうなれば体験入居など、なんの意味ももたないばかりか、とんだガセネタをつかまされることとなります。

しかし、注意深くし調査ていると何がしかの雰囲気や信号を感じることができるはずです。

たとえば、

 ・ 営業マンではなく、運営トップ(オーナー・施設長)直々に自宅まで訪問し、いいことずくめ並び立てる。

 ・ 入居金が異常に安い。

 ・ 最初は無かった費用が、あとからあとから増えてくる。

 ・ 急かせる。焦らすような言動(この部屋は問合わせが数件きてますなど)で契約を促す。

 ・ 入居者がやたらにこやかに話しかけてくる。(サクラを雇う所もあるらしい)

 ・ もしくは、入居者がやたら無口。

こういった、本当に細かな信号や雰囲気を感じれるようになっていただきたいと思います。

あと、倒産しにくい有料老人ホーム選びのポイントは、小規模のホームをえらばないこと。一見アットホームな感じで親切・世話が行き届く感じはしますが、一般的に小規模の有料老人ホームは経営的に非常にタイトな場合が多いといわれています。無論全てがそうでないのですが、小規模で入居費が一般よりかなり低い水準だと要注意です。

ここでもう一度再認識していただきたいのですが、

有料老人ホームはすでにご存知の通り、民間企業が運営し、その利用料は全額入居者の自己負担であるというこです。介護費用も当然そうだから、安くて質の良い所でお買い得品を探してもおのずと限界があるのです。

介護費のほとんどは人件費といわれています。


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02月16日(火)
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