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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ボーナス調査:下げ幅最大、16.6%減
個別企業の支給額ランキング上位10社をみると、増額は6社だった。うち3社が食品関連企業で、M&A(合併・買収)による海外市場の取り込みに成功した企業が並ぶ。6位の日本たばこ産業(JT)は09年3月期は減益だったが、07年に買収した英たばこ大手ガラハーとの海外事業の統合効果などでボーナスの基準としている経営指標は前の期を上回った。7位のキリンビールも豪州子会社の貢献で08年12月期の連結純利益が前の期比2割増となったほか、昨年冬からボーナスの算定方法を変更したことで13%増となった。
前年と比較可能な638社でみると78%(498社)が前年を下回り、うち3割(158社)は20%超の大幅減額となった。増額した企業も18%(116社)あったが、増額率はそのうち6割(72社)で5%未満にとどまっている。
08年は支給額を70万〜80万円未満とした企業が最も多かったが、今年は60万〜70万円未満が最多となった。ボーナスが50万円を下回った企業の割合も30%と前年(14%)の倍に膨らんだ。夏のボーナスを支給しなかった企業も4社あった。
ボーナスを決定する時期によって支給水準に差が付いた面もある。景気の先行き不透明感が強まっていた昨年冬や今春の労使交渉で夏のボーナスも決めた企業(426社)で集計すると、支給額は前年比17.4%減。一方、今夏の交渉でボーナス額を決めた企業(214社)では13.3%減だった。3月以降製造業の在庫調整が進み、生産底入れの兆しが出てきたことが改善につながった可能性がある。
支給額ランキング
(カッコ内は前年順位)
順位 社 名 税込み
支給額(円) 2008年
夏 比
増減率
(%) 平均
年齢
(歳)
1 ( 2) 任天堂 ※※ 1,690,453 ▲0.3 35.9
2 ( 9) ファナック 1,208,500 ▲0.2 36.3
3 ( 11) 武田薬品工業 1,167,000 1.3 m35.0
4 ( 5) ローム 1,140,000 ▲10.5 m35.0
5 ( 10) JFEスチール 1,105,000 ▲7.9 m39.0
6 ( 35) 日本たばこ産業 1,055,000 3.4 m35.0
7 (103) キリンビール 1,010,400 13.1 m35.0
8 ( 42) アサヒビール 1,006,830 0.3 m35.0
9 (252) 加地テック 1,000,000 29.0 40.7
10 ( 47) 東宝 994,000 0.6 34.4
11 ( 15) 住友金属工業 ◆990,000 ― m39.0
12 ( 60) マスプロ電工 ※※ 984,300 2.6 43.0
13 (215) 中部鋼鈑 975,000 ― m39.0
14 ( 39) 東京製鉄 970,000 ▲4.1 m39.0
15 ( 31) 日本IBM ※ 963,900 ▲7.5 37.3
16 ( 59) ミルボン ※※ 959,070 0.0 m37.0
17 ( 62) 科研製薬 956,736 0.1 37.6
18 ( 72) NTTドコモ 941,000 ― m40.0
19 ( ―) 大塚商会 ※※ 935,010 ▲13.7 36.2
20 ( 34) 三菱ガス化学 935,000 ▲8.3 39.8
(注)6月30日現在。※は従業員平均、※※は労組なし、無印は組合員平均など。mはモデル方式。▲は減、◆は表記以外の支給あり、―は非公表、算出不能。新聞、放送を除く
[2009年7月12日/日本経済新聞
07月27日(月)
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