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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■中国新疆ウイグル暴動
【北京=尾崎実】中国新疆ウイグル自治区の区都ウルムチで5日に起きた暴動の死傷者は6日までに900人を超えた。住民と制圧部隊の衝突の激しさは、地域間、民族間の経済格差など、ウイグル族が抱えた不満の根深さを物語る。10月に建国60周年を控え、社会安定を最優先に掲げる中国指導部は武装警察を大量投入。しかし、力ずくでの封じ込めは、少数民族の反発を一層増幅させる危うさもはらんでいる。
「警官隊が群衆に向かって突然発砲し、人びとがバタバタと倒れた。道ばたには漢民族もウイグル族も関係なく、血だらけの男女が横たわっていた」。ウイグル族の男性住民(32)が発生当時の様子を振り返る。6日までに日本経済新聞記者が現地に電話取材したところ、衝突の実態や背景が明らかになってきた。5日午後7時半(日本時間同8時半)ごろ、ウルムチ市中心部に住民らが続々と集まり出し、デモ隊は数千人規模にまで膨らんだ。「ウイグルに自由を」などと叫んだ民衆は、制圧に向かった警官らにレンガや石を投げつけ始めた。街中に発砲音が響いたのは、その直後だった。 (08:21)
4、「ウイグル族に殺された」漢族が抗議デモ 新疆の騒乱
2009年7月7日 朝日
【ウルムチ(中国新疆ウイグル自治区)=奥寺淳】1千人以上が騒乱で死傷した中国新疆ウイグル自治区ウルムチで7日、ウイグル族に反発した数千人規模の漢族住民によるデモが起き、ウイグル族居住地区に迫った。ウイグル族側の抗議も続いている。漢族とウイグル族の対立感情は悪化しており、自治区当局は同日、夜間に車でウルムチ市内に外出することを禁止した。
漢族のデモは午後1時ごろ始まった。会社員や大学生ら数千人が参加し、「ウイグル族に多くの漢族が殺された」と抗議。市南部のウイグル族居住地区入り口付近で、数百人の警官隊に道をふさがれるまで続いた。参加者はこん棒や鉄パイプを持ち、「自衛のため」と職場で配った例もあるという。先のとがった鉄の棒を持つ人もいた。
この日午前には、5日夜に騒乱があった大通りで、ウイグル族住民約200人がデモを開始。女性が中心で、夫や息子たちが拘束されたことに抗議し、数百人の武装警官ともみ合いになった。
新華社通信によると、ウルムチでの5日の騒乱の死者は156人に達し、負傷者は1080人に上った。民族の内訳は明らかになっていない。また、地元警察当局が1434人を騒乱に関与した疑いで拘束した。
自治区西部のカシュガル、アクス、北西部のイリカザフ自治州でも組織的な騒乱の兆候があった模様だ。
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5、中国:建国60年 当局衝撃…新疆・ウイグル族暴動
2009年7月7日 毎日
中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区ウルムチで5日夜に発生した大規模暴動は、建国60周年を迎える10月を前に引き締めを強化してきた中国当局に衝撃を与えた。暴動に至る経緯を巡り、在外ウイグル人組織との見解も対立。経済支援を中心とする「アメ」と独立運動の取り締まりという「ムチ」を使い分けてきた中国政府の少数民族政策は、チベット自治区に続いて大きなほころびを見せている。【ウルムチ浦松丈二、ベルリン小谷守彦、服部正法】
◇テロ対策くぐり組織化
今年1月、新疆ウイグル自治区イリで警察や武装警察など治安当局が連携しての反テロ演習が行われた。テロ犯による奇襲、爆破、放火などに対応する総合的な訓練の風景が大きく報じられた。自治区では定期的にテロ対策演習を実施したり、「テロの拠点」を検挙するなど、厳格な監視を実施していることをアピールしてきた。
同自治区では新疆の独立を綱領に掲げる「東トルキスタン・イスラム運動」などの組織が活動している。中国政府はこれらの組織がアフガニスタンで軍事訓練を受け、国際テロ組織から資金も提供されていると指摘。国際社会ではウイグル人の民族運動との見方も根強かったが、中国公安省は03年12月にはこれらを「テロ組織」に指定した。少数民族の研究者によると、中国当局は90年代後半から同自治区内にいる独立支持者の組織化を徹底的に阻止してきた。
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07月08日(水)
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