ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■官製ワーキングプアの概要
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3、夏のボーナス:10万ダウンの64万円 上場140社
2009年5月24日 毎日
民間調査機関「労務行政研究所」は27日、今夏の民間ボーナスは前年同期比14.4%減の64万8149円(38.3歳)との調査結果を公表した。減少は7年ぶりで、減少幅は調査を始めた70年以降最大となった。
春闘時に労組とボーナス額について妥結している東証1部上場の140企業を調べた。金額は前年比10万8927円減。製造業は62万805円(前年同期比18.7%減)で、非製造業は72万4270円(同2.1%減)となり、製造業の落ち込みが目立った。製造業では機械(同32.8%減)や自動車(同27.9%減)、非鉄・金属(同22.9%減)などが激減した。非製造業では情報・通信が前年と同額など減少は小さかった。【東海林智】
毎日新聞 2009年4月27日 20時08分(最終更新 4月27日 21時07分)
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4、働くナビ:「官製ワーキングプア」とは
毎日新聞 2009年5月18日 東京朝刊
◇待遇悪い非正規労働者、公務職場3人に1人 図書館業務など民間委託
自治体などの公務職場や公務の委託を受けた職場で、非正規で働く人が増えている。自治体の財政難などが背景にあるが、低賃金や不安定な状態であることは民間と変わりがない。官が作り出したワーキングプア(働く貧困層)という意味で「官製ワーキングプア」との言葉も生まれている。こうした状況に労働者たちが声を上げ始めた。
自治労が昨年行った調査によると、全国の自治体で働く非正規労働者は約50万人に上るとみられる。警察官などを除く公務員約140万人のうち、3人に1人以上は非正規労働者となる。また、国家公務員では約45万人のうち約14万人が非正規とみられる。労組関係者によると、中央官庁が集まる霞が関でも、4万人の正規労働者に対して1万人以上が非正規で働いているという。
公務サービスを民間企業に業務委託するケースも増えている。総務省によると、全国で1万を超える図書館や庁舎事務、プールなどの公共施設で民間委託が行われている。こうした中、委託先の非正規労働者として公共サービス現場で働く人も増えている。
「安月給されど仕事はプロ意識」「気がつけば常勤教える非常勤」−−。4月26日に東京都内で開かれた「なくそう!官製ワーキングプア」という集会で、こんな川柳が紹介され、会場には乾いた笑いが広がった。全国の公務の非正規労働者ら約430人が参加し、現場の実態を語った。
北関東で小学校の臨時教員として働く女性は、時給1210円で1日5時間勤務、年収は80万円。とても生活できず、児童館やスーパーでのアルバイトを掛け持ちしたが、疲労がたまり、今は生活保護を受けながら授業をしている。埼玉県越谷市の女性は、正規の保育士の土曜休日や有休への対応で、担任を持たないフリーの保育士として働く。専門知識が必要な仕事にもかかわらず待遇が悪い。正規の保育士が21年間で約17万円の昇給があるのに、フリーは約2万円しかない。手当もつかないため、「生活はぎりぎりで貯金もない」と訴えた。
公務の委託事業も厳しい。庁舎などの警備で働く男性の雇い主は、競争入札で決まる。低い値段で業者が落札すると時給が下がってしまう。男性は「役所は入札額が安ければ良いと、ろくにチェックもしていない。その結果、最低賃金を下回るような低賃金で働くことになる」と訴えた。
学童保育で1年契約の非常勤職員として24年間働いてきた自治労連の川西玲子副委員長は、厳しい労働条件の問題点を挙げた上で「食べていけずに辞め、働き手が入れ替わることで(公務サービスの)質が低下していくことは避けられない」と指摘する。
長年委託労働の問題に取り組んできた自治労埼玉県本部の山下弘之副委員長は「委託の増加で、介護や保育の公共サービスの現場を役所が知らない事態が進んでいる。また、人間が働くことを入札にかけるおかしさにはきちんと声を上げるべきだ」と話す。【東海林智】
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05月24日(日)
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