ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■北朝鮮:ミサイル発射で何の益がある
  2009年4月5日 CNN
(CNN) オバマ米政権の北朝鮮政策担当であるボズワース特別代表は3日、ワシントンで記者会見し、北朝鮮が人工衛星と主張する長距離弾頭ミサイルの発射実験の中止を促しながらも、例え打ち上げられたとしても北朝鮮核をめぐる6者協議の再開は必要との考えを示した。
発射が強行された場合、国連安保理で適切な対策を講じることは必要としながらも、「情勢が落ち着けば、6者協議の速やかな再開を目指す」と強調。安保理で制裁決議などが実現した場合、北朝鮮が6者協議崩壊を警告していることについては、「北朝鮮が事態をエスカレートさせるとは予想しないが、確かでもない」と述べた。
ミサイル発射については、人工衛星であろうと、ミサイルであろうと、米国の判断では違いはないと強調。「挑発的な行為であることは確かだ」とし、発射の中止を要求した。

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5、着実に進化している北朝鮮のミサイル技術
2009.4.5 22:46 産経新聞
 北朝鮮によるテポドン2号改良型とみられる長距離弾道ミサイルの発射は、その技術レベルの着実な進歩を裏付けた。北朝鮮は今後、発射データを分析し、実戦配備に向け「切り離し技術」などに関し改良を重ねていくものとみられる。一方で、北朝鮮が示した技術力は、既に日本をほぼ射程内に収め実戦配備されているミサイルに、核弾頭が搭載される近未来を予感させた。
 日米両国の各種レーダー網や衛星情報を付き合わせたうえでの解析には一定の時間がかかるため、現時点で実験が成功したか否かは断定できない。ただ、1段目が秋田県西方280キロの日本海に落下したとの暫定情報は注目に値する。この海域は北朝鮮が事前通告した危険区域内に含まれる。しかも、日本列島通過までの「7分」という飛翔(ひしよう)時間も、弾道ミサイルとしての速度が正常に保たれた証左と見てよいだろう。1段目の発射・切り離しが「成功」したとすれば、その意味は大きい。弾道ミサイルの開発では重力に逆らい上昇する1段目には巨大な推力が必要で、最も重要な開発部分とされるからだ。2006年のテポドン2号発射の際は、1段目に新型ブースターを使用したが燃焼は42秒で終了、2段目も分離できなかった。1段目の燃焼時間は「3分以上」という技術理論から見ても、今回の1段目は十分な燃焼時間を経たものとみられる。
2段目が切り離されたか否かは確認されていないが、少なくとも日本列島の東2100キロまでは「2段目以上」のミサイルの全部か一部が飛翔し続けたとのレーダー情報がある。これも通告された危険区域の50キロ手前。長距離弾道ミサイルにとり「50キロ」は誤差の範囲に過ぎないうえ、さらに飛翔を続けたとの観測もある。北朝鮮が通告した危険地域から逆算すると、1段目は北朝鮮から650キロ、2段目は3600キロを落下地点として想定されていた。1998年にテポドン1号が日本列島を越えて三陸沖に着弾した際の飛翔距離は1600キロであったから、2倍前後に飛翔距離を延ばしていた計算になる。
 「3段目以上」の有無やその航跡については不明だ。ただ、仮に「3段目以上」が存在した場合、2段目とともに固体燃料であった可能性がある。一定レベルの燃焼が確認されれば、北朝鮮は軍事的有効手段を得る。液体燃料は注入に時間がかかり、偵察衛星に発射の兆候を察知されるが、固体燃料は地下サイロや移動式トレーラーからいきなり発射できるからだ。

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04月06日(月)
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