ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ 大分教員汚職 21人 採用取り消しへ
2008.8.29 21:03 産経新聞
 教員汚職事件を受け、大分県教育委員会は29日、昨年の教員採用試験で、不正な点数操作により合格した教員21人を特定、採用を取り消す方針を決めた。不正は一昨年の試験でもあったとされるが、県教委は裏付けが不十分として取り消しを見送った。採用取り消しとなる教員はすでに教壇に立っており、過去に例のない大量の採用取り消しの異常事態に、教室の混乱を避ける対応が求められる。
 採用取り消しとなるのは、小学校教員が14人、中学校が6人、養護教員が1人。採用取り消し対象の教員が希望すれば、臨時講師として雇用するとしている。
 不正のしわ寄せで本来の得点を減点されるなどし、不合格となった19年の受験者についても希望を確認した上で、10月以降に新たに採用する。
 18、19年の採用試験では、元義務教育課参事、江藤勝由被告(52)=収賄罪で起訴=が受験者の点数を改竄(かいざん)、計40人近くが不正合格したとされ、県教委は江藤被告のパソコンのデータを分析し、19年試験分は受験者の本来の得点や改竄の過程が特定できたという。
 18年の不合格者には救済の機会を与えるため、特別試験を実施し、合格者を来春採用する。17年以前は資料が廃棄され、不正が証明できないとしている。
 記者会見した小矢文則教育長は「取り消し対象者には丁寧に説明し、学校現場に混乱がないようにしたい」とし、自身の責任は「一連の不祥事の全体像がまだ見えていないので、それまで待ちたい」と述べた。
 また教員21人の採用取り消し方針を受け鈴木恒夫文部科学相は29日、「『清く正しく生きなさい』と教えるべき教育の責任者が不正をした。予想以上の数だ。取り返しがつかない。怒りを覚える。子供に悪影響を残すことだけは避けてほしい」と述べ、教委に調査結果の詳細な報告を求め、指導も辞さない考えを示した。
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教員採用取り消し 子供への影響不安、2学期目前…担任来ない?
2008.8.29 23:51 産経
 不正採用教員21人の採用取り消しが決まった大分県。2学期が始まるが、担任がいなくなる可能性もあり、子供や保護者への説明はどうするのかを含め、不安視する声が出ている。
 県庁の教育委員室で記者会見した小矢文則教育長は苦渋の表情を浮かべた。
 採用取り消し者はいったん、職を失うことになるが、不正に関与した県教委職員については最も重い処分で停職にとどまった。「甘いのではないか」との質問も出たが、小矢教育長は小さな声で「過去の処分と比較してもかなり厳しいと思っている。採用取り消し者には十分丁寧に説明したい」と繰り返した。
 2学期からの教員の扱いについて、県教委は明確にしていない。
 大分市内の小学生の父親は、教員のこれまでの実績や子供への影響を考えて、取り消しを年度末まで待つなど配慮してほしいという。
 埼玉県教育委員会委員長の高橋史朗・明星大教授は「処分対象が21人とは、絶句するほど多いが、不正が明らかになった限りは、やむをえない措置だ」と指摘。「一番心配なのは、教師がいなくなってしまう子供たちへの影響だ。どうやって信頼を回復するかを最優先で考える必要がある。大人の不正を中途半端にごまかせば、子供はかえって不信感を持つ。率直に話した上で、後の先生たちが必死になって子供たちにかかわり、時間がかかっても努めるしかない」と話す。
 また23年間小学教員だった教育評論家の親野智可等(おやのちから)氏は「教委は今後の対応を通知1枚で学校に任せるのではなく、子供のショックを和らげるためのカウンセリングなど心のケアにも取り組むべきだ」と話す。
 10年以上前からあったとされる不正採用。大分では秋の国体開催を控えており、「国体を前に、これで幕引きするかもしれない」(県関係者)との見方もある。信頼回復へ採用責任者として県教委の対応が問われる。
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大分教員汚職 採用取り消しを再生の契機に
2008年8月30日付・読売社説


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08月30日(土)
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