ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ 動揺の震源地米国 円相場は一時、1ドル=98円台。
 そんな不安定な事態のなかで、日本の金融政策のトップ、日本銀行の総裁が決まらない。福井俊彦総裁の任期切れは19日に迫る。福田首相は、野党に拒否された武藤敏郎副総裁の昇格案を再び提案するか、新たな候補に差し替えるか、この週末をかけて考えるという。
 首相には「ベストの人選」と大見えを切った武藤氏を断念することにためらいがあるようだ。意地もあろうし、自らの政権の求心力もかかっている。
 だが、ここは考えどきだ。武藤氏にいくらこだわっても、出口はないというのが客観的な状況ではないか。
 私たちは、武藤氏に対する民主党の反対理由に十分な説得力があるとは思わない。だが、政局への思惑もあって、その反対姿勢は崩れそうにない。
 さらに江田五月参院議長は、いちど不同意となった人事案が再び提示されても、「一事不再議」の原則から審議できないとの見解を示している。首相がもう一度と思っても、参院では門前払いにされる可能性が強いのだ。
 経済の状況によっては、機敏な金融政策やG7としての対応が迫られることもありうる。その時に日銀総裁が不在とあっては、国の利益にかかわりかねない。
 首相は新たな人選を急ぎ、週明けの国会に提示すべきだ。民主党も政局的な思惑を離れ、冷静に判断してもらいたい。
 局面を打開するための勇気と決断を、首相に求めたい。
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円相場、一時99円台・95年10月以来の円高水準に
                   2008年3月13日 日経新聞
 円相場が12年ぶりに1ドル=100円の大台を突破した。13日の欧州外国為替市場で一時1ドル=99円77銭まで上昇し、1995年10月以来、12年5カ月ぶりの円高・ドル安水準をつけた。米欧などの金融当局は資金供給の協調行動に踏み切ったばかりだが、米景気の後退懸念が強く、ドル相場は全面安の様相を呈している。
 13日の東京外為市場の円相場は午前11時過ぎに1ドル=101円を突破した。午後に日経平均株価が下げ幅を広げるのと歩調を合わせるように円高が進行。夕方には欧州勢が円買いに追随し、日本時間の同日午後5時半ごろ、ロンドン外国為替市場で1ドル=100円を突破した。その後はドルに買い戻しが入り、午前11時(日本時間午後8時)現在、前日終値に比べ2円15銭円高・ドル安の1ドル=100円20―30銭で推移している。 (21:05)
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12年ぶり東京1ドル=99円台 株は2年半ぶり安値
2008年03月13日 朝日新聞
 13日の東京外国為替金融市場は円高ドル安が急速に進み、95年11月以来12年4カ月ぶりに1ドル=100円を突破、一時99円77銭まで円が買われた。円急騰による輸出企業の業績悪化懸念が広がり、株式市場では日経平均株価の終値が2年半ぶりの安値になった。米国景気の後退懸念が強いため、ドル安の流れが止まる兆しは見えていない。
東京外為市場の円相場は、ドル売りが進んだ海外市場の流れを引き継いで朝方からドルを売って円を買う動きが強まり、前日に比べて一気に3円以上も円高が進んだ。
 午後5時時点は、前日同時刻と比べて2円90銭円高ドル安の1ドル=100円17〜20銭。ロンドン市場が開いた午後5時過ぎには、1ドル=99円77銭まで値を上げた。ロンドンではその後、やや下げ、正午(日本時間午後9時)現在は、1ドル=100円20〜30銭で取引されている。ドルは対ユーロでも売り込まれ一時1ユーロ=1.56ドル台をつけ、史上最安値を更新した。
 米欧の5中央銀行による資金の大量協調供給で前日はドルを買い戻す動きもみられたが、市場では米国の金融不安の改善には時間がかかるとの見方が強い。米国が大幅利下げに踏み切るとの観測もドル売りの流れを加速させた。「今後発表される米経済指標の内容が悪ければ、1ドル=95円程度まで円高ドル安が進むこともありうる」(大手銀行為替担当者)との見方も浮上している。

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03月15日(土)
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