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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■日本国破産のシナリオ
 歳出・歳入一体改革を実現させる前提で、欧州連合(EU)が掲げる「債務残高を50年度にGDPの60%に抑える」ための対策を07年度中に一度に行うと仮定すると、国・地方を合わせた財政収支を約21兆円(GDPの4・1%)も改善する必要があるという。推計は、EU並みの財政再建を進めるには一段の歳出削減や税収増が必要なことを示している。

「ネバタレポート」というレポートがある
http://www.kikuchigroup.com/melmaga/bn150.phpから

これは2001年9月にIMF(国際通貨基金)に近い筋のアメリカの専門家により作成されたというレポートで、その内容は国家財政の破綻をきたした国(レポートでは特に特定はされていないが想定しているのは日本)を如何にIMFが管理するかを記したアクションプログラムです。仮に、日本の国家財政が破綻し、IMF管理国になり「ネバタレポート」が実施されるとどのようになるかと言えば、下記に記した要点の内容が実施されると書かれています。
(ネバタレポートの要旨)
1.公務員の総数および給料の30%カット。ボーナスは全てカット。
2.公務員の退職金は100%カット。
3.年金は一律30%カット。
4.国債の利払いは5〜10年間停止。
5.消費税は15%引き上げて20%へ。
6.課税最低額を年収100万円まで引き下げ。
7.資産税を導入し、不動産に対しては公示価格の5%を課税。債券/社債については5〜15%の課税。株式は取得金額の1%課税。
8.預金は一律ペイオフを実施するとともに、第二段階として預金額を30〜40%カットする。

まさかこんな事態は来ないと考えているのは日本の国民だけなのかもしれません。今や日本国債の価値はG7国の中で最低、さらに言えば人口170万人ながらも多くのダイヤモンド鉱脈を持つというアフリカのボツワナ共和国の国債よりも低い格付けになっています。そんな価値の日本国債を所有するのは、その40.3%を公的機関が所有し、33.7%を民間の金融機関が所有しています。つまり全体の74%が国民の個人資産を預けたお金で所有されていることになります。更には、日本円の発券銀行である日本銀行が15%も所有している事をご存知でしょうか?

日銀は法律により国債を直接購入(政府=財務省よりの購入)する事は禁じられているので、市場で国債を購入しています。つまり、自分でお金を刷ってそのお金を基にせっせと国の借金の肩代わりをしている訳です。ここまでで、既に日本の国債発行残高の内89%は内国で消化されている事になります。

では、内国以外の外国人による所有の率はと見てみれば全体の3.3%しかない事が判ります。つまり残り7.7%は、今度は個人向け国債と称される国民個人による国債購入によりカバーされている訳です。簡単に言ってしまえば、日本国の借金の内、約97%は国民が国にお金を貸している状態ということになります。ここで、この率を他の国と比較すると日本の特殊性が見えてきます。アメリカ国債は、その39.9%が海外所有者で、ドイツ国債は40.3%が海外所有です。

借金の殆どを国民からしているのだから、仮に国家が倒産したとしてもIMF管理国になる事はないであろうと思うのは早計です。日本の現在の状況を貸借対照表においてみれば、資産765.31兆円、負債992.71兆円、差引き227.4兆円の赤字となります。要は、日本株式会社は、その所有する国内の土地、有価証券、機械設備等を全て売却してもなお227.4兆円の借金が残る事になります。


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11月01日(木)
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