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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■中越沖地震の記録 (11)
このため、市は19日から小学校の空き教室に簡易ベッド30床を運び込み、市内4カ所で福祉避難所を開設。県は新潟、妙高市など周辺8市町村の旅館やホテルに障害者を含む要援護者の受け入れを要請した。県老人福祉施設協議会も周辺自治体の施設に30人の派遣を要請。ヘルパーなどの募集も始めるなど、対応に追われている。
柏崎市介護高齢課の担当者は「地震があれば避難所で暮らせない高齢者が出ることは分かっていたが、対策を立てるために全体数を把握する前に人数があふれてしまった。今はその対応に手一杯の状態」と話している。【岡田英】
3、中越沖地震:観光シーズン大打撃 新潟キャンセル1万件超 毎日新聞
本格的な夏の観光シーズンを前に、新潟県中越沖地震でほとんど被害がなかった同県内の観光地でも、宿泊予約やキャンプ場のキャンセルが相次いでいる。佐渡市だけでもホテルや旅館のキャンセルは既に3000人以上で、20日までに県内で約1万2000件がキャンセルされた。被災者への遠慮や余震への恐れが原因とみられるが、東京電力柏崎刈羽原発の火災やトラブルによる風評被害の側面もあり、関係者は頭を悩ませている。
佐渡市観光課によると、18日正午現在で宿泊キャンセルは3148人。伊藤俊之課長は「04年中越地震では新幹線が長く止まったが、今回は何の被害もない。余震や原発のトラブルが理由だろう」と話し、「8月が一番観光客が多いのに、大打撃だ」と悲鳴を上げる。
瀬波温泉などがある村上市では、既に17日の段階で2000人近くが予約をキャンセル。長岡市の森民夫市長も「蓬平温泉でキャンセルが出始めた。中越地震から復興したばかりなのに。予想外の事態」と漏らす。
湯沢温泉旅館組合によると、越後湯沢温泉では地震直後からキャンセルが相次ぎ、19日までに100件以上の予約が取り消された。関秋光同町観光係長は「余震を感じたのは1回しかない。新幹線も通常運転しており、夏休みの家族連れをお待ちしています」と話す。
温泉客でにぎわう南魚沼市の観光協会の調べでも、20日正午までの旅館やレストラン、キャンプ場などを含めたキャンセルは158件に上る。
「3年前の中越地震でも客が減ったのに悲しいとかしかいいようがない。夏休みが始まりみんな期待しているのに……」(県旅館組合)と関係者は心配する。
泉田裕彦知事は18日、県庁を訪れた勝俣恒久・東京電力社長に、「まるで県内が放射能に覆われているかのような印象になってしまった」と苦言を呈した。泉田知事は「県内で出ているキャンセルの9割以上は、直接の被害がないところで出ている」と話しており、県観光振興課は「新潟イコール中越という感じで、被害のないところまで混同されてしまっている」とキャンセルの影響拡大を心配している。【渡辺暢、神田順二】
毎日新聞 2007年7月21日 3時00分
4、中越沖地震:アスベスト対策急務 被災施設で飛散確認
マスクを着け解体作業に立ち会う女性=新潟県柏崎市で20日午後1時、川田雅浩撮影 新潟県中越沖地震で被災した同県十日町市の娯楽施設で壁の一部が崩れ、アスベスト(石綿)がむき出しになっていることが分かった。検出量は世界保健機関(WHO)の基準(1リットル当たり10本)未満だったが、今回の地震で石綿の飛散が確認されたのは初めて。今後、倒壊家屋の撤去が本格化することから、解体工事を行う業者に通知を出すなど、石綿飛散防止に乗り出すことにした。
石綿がむき出しになっていたのは、3階の鉄骨部分。04年10月の中越地震でも石綿飛散が確認されたため、今回、十日町市が調べて分かった。
県は同県柏崎市と刈羽村、出雲崎町で実施中の2万9000戸の危険度判定調査に合わせ、アスベスト使用の有無も確認するようにしている。また、中越地震では「解体工事などが集中的に行われ、アスベストの飛散が懸念される」として、業者らに通知を出している。散水をしながら解体工事を行い、アスベストをほかの廃棄物と区別し、耐久性の強い繊維を使って二重に梱包(こんぽう)して廃棄するなどの対策を求めており、今回も同様の通知を出すことにしている。
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07月21日(土)
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