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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ 日本国破産 長期債務残高
どんなに借金を重ねても、返済できる資産さえあれば正常債権ということができます。財務省は、これまで3回、日本国のバランスシート(連結貸借対照表)を公表してきました。バランスシートをみれば資産と借金のバランスを知ることができます。それによると2001年3月末で198兆円の債務超過、2002年3月末で213兆円の債務超過、2003年3月末で253兆円の債務超過と、3年連続で債務超過、しかも徐々に負債金額が増えています。
【表】日本国のバランスシート日本国(2003年3月末)
【資産の部】
単位:兆円
現金・預金 49
有価証券
105
貸付金 291
建物・工作物 156
土地 79
その他 134
資産合計
814
【負債の部】 単位:兆円
国債
322
郵便貯金
233
年金預り金
173
保険準備金
125
その他 214
負債合計 1067
債務超過額
▲253
(財務省試算)
日本国の資産総額から、借金である負債を差し引いた残りは▲253兆円です。つまり、現時点で資産をすべて売却して清算したら、253兆円の借金だけしか残らない状態です。 しかも、財務省の試算した方法では、公的年金を支払わなくても良い前提で計算されています。実勢に合わせて年金債務を843兆円(財務省試算)とすると1096兆円の債務超過に陥っているのです。
企業では3年連続債務超過となると倒産、つまり破産します。ですから企業会計に照らし合わせてみても、日本は既に破産していると言ってよいでしょう。しかし、国家ではこのように債務超過となっても資金繰りができている限り破産しません。では次回は、その資金を誰が出しているのかをみてみましょう。
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2005-08-14 国債を買い支える金融機関
日銀の資金循環統計によれば、日本銀行や財政融資資金を含む金融 機関が9割近くを保有しており、個人や企業の保有比率は、わずかしかありません。金融機関の中では、財政融資資金や日本銀行など公的機関が半分以上保有していることが分かります。外国人投資家の保有比率は、わずかに3.6%しかありません。これを根拠に「日本は外国から借金をしていないから大丈夫だ」などという人がいます。確かに日本国債は96.4%が日本国内で消化されています。それは単に、日本国債はリスクが高いわりに金利が低いので、外国人投資家にとって購入する魅力がないからにすぎません。ローリスク・ローリターン、ハイリスク・ハイリターンは賭け事の基本であり、マネーゲームと称される投機の世界では、いかにローリスク・ハイリターンを実現するかに血道をあげて取り組んでいます。シビアな外国人投資家が好き好んでハイリスク・ローリターンの日本国債を購入するとは思えません。
日本国民が金融機関に預けたお金は、そのほとんどが国債を買うために使われています。郵便局からメガバンク、地方銀行にいたるまで、ほとんどの金融機関が国債漬けとなっているのです。銀行保有分は2004年度で約90兆円。つまり、日本国民は、個人的には国債を買っていなくても、間接的には、ほぼみんな国債の保有者です。また、預金・貯金だけでなく年金のために積み立てていた資金や保険のために積み立てていた資金も国債の購入に使われています。もし国債が暴落して紙切れになれば、それは私たちの金融資産もすべて吹き飛ぶことになるのです。
日銀の資金循環統計によれば、2003年3月末時点における個人金融資産は約1369兆円になります。
2005年3月末現在の長期債務残高は、公表されているだけでも918兆円。これに表に出ていない隠れ借金、政府が保証人となっている行政の下請け機関、特殊法人・公益法人等の借金約400兆円を加えると、個人金融資産の約1400兆円をもう直ぐ超えてしまいそうです。財務省試算によると2007年度のプライマリー・バランスは22兆5千億円の赤字。今年度よりも更に悪化していきます。返済に充てる財源(個人金融資産)がなくなった時、デフォルト*1する可能性は高いといわざるをえません。
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01月07日(日)
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