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ひぽこんコラム
by 和田
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■インサイド・ルーウィン・デイヴィス
PS2:ネコスケーターショップに商品をUPったので見てみてください!頼みまする〜〜。
PS:母ちゃんに電話したら、「午前中に久々に仕事に行ったのよ」とうれしそうに言う。母ちゃんはマッサージ業を17歳ぐらいから営んで今74歳。芸歴半世紀以上ってとこか。先々週ぐらいに骨粗しょう症だからまた肋骨折っていたんだが良くなって来て、仕事に出たらしい。「仕事が好きなのよね、けっきょく」と、フフと笑う母ちゃんに、アリガテーと思うた。母ちゃんが元気でいてくれるお陰でオラ、勝手が出来てる。母ちゃん、オラ、何ら孝行できないどころか、心配ばかりかけてすまぬ。ここで謝っておく。すまぬ。
昨日、コーエン兄弟が作ってカンヌでグランプリもろうた映画『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』の試写会に行ってきたんだが、その映画ってのが。。。
ボブ・ディランも憧れてたという、NYで60年代始め頃に活動していたフォークシンガーが主人公で、映画上はルーウィン・デイヴィスというが、本当の名前はデイヴ・ヴァン・ロンクという。。。
しかし、彼がどうしようもなく貧乏で。どうしようもなく運がなくて。どうしようもなく世渡りベタで。どうしようもなく自分勝手で。どうしようもなく自暴自棄で。。。
でも。。。自分の歌にだけは一生懸命で。。。
もおおおおおおおおお。その凄い才能の部分以外はw オレと同じすぎて。。。。号泣だった。号泣っ。
そんな彼でも、廻りの人たちは彼に優しいところもなんかオレの境遇に似てる。周りの人たちがみんな助けてくれるの。お金持ちの夫婦とかさ。すごい酷いこと言っても、また助けてくれたり。ああ、アタシにもお金持ちの友達いて、助けてくれたりするわ〜w。
なんかさ。。。いつも思うんだけど、人生の実際の状況というか、自分の置かれたところというか、なんか、そういうのに似た作品が必ず、そういう状況のときにやってくるよね。
これを観なさいって、神様が持って来てくれるというか。天から降ってくるというか。。。
この主人公は、もうにっちもさっちもいかなくなって、歌はあきらめて、船乗りになろうとするんだ。。。遠くへ行こうとする。。。その前にシカゴにも行ってみたり。。。
でも人生に逆転ホームランみたいのも、方向転換もそうそううまくいかないのさ。。。
彼のセリフの「一晩寝れば大丈夫だと思ったけど違った。もう疲れたよ」というのに号泣だった。。。
ちなみに映画ではルーウィンの役をオスカー・アイザックという俳優さんが演じてるが、彼がぜんぶ歌い、その歌声がすばらしすぎた!! 元アイドルちゃんのジャスティン・ティンバーレイクなども出ていて、彼の歌も良かったな〜〜。
だから音楽映画として大傑作なので、ぜひぜひ観てください。はい。
で。本物のデイヴ・ヴァン・ロンクさんの歌はこれです。
映画の中でオスカー・アイザックが歌ってるのがこっち。
。。。。実際のデイヴさんはアルバムを20枚ぐらい出したらしいが、売れたという話は聞いたことないので、売れなかったのだろう。。。間違いなくずっと貧乏だったんだろう。
こんないい曲なのに!! 歌詞がすごくヘンテコで。。。でも、ヘンテコさが、すごい文学なんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
ディランが憧れたってすごい分かる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
なのに売れなくて。。。でも、続けてて。。。ずっと音楽をやって。。。静かに死んで行ったのです。本物さんは。。。
あああああ・・・。
そして死後、10年たってから映画になり。
たくさんの賞賛が「映画を作った人たち」に寄せられる。
デイヴさんの音楽の良さは今、見直されるけど、でも、デイヴさんの歌としてではなく、主演のオスカー・アイザックの歌としてだ。。。
うわああああああああああああああああああああああああん。。。。
なんかもう。泣けるすぎる。。。泣けるすぎるのです。
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04月17日(木)
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