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ひぽこんコラム
by 和田
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 土曜日かな? 店に「袋」の営業の人が来たんだ。

 店には、アポなしで色んな営業の人が来る。だいたいホットペッパーみたいな食べ物サイトの営業の人で、土曜日に来た人も、最初「お忙しい中、失礼いたします〜〜」と入ってきて、ああ、また、そういう人か、と思ったらちがくて、お店の色々な袋を作る会社のオジさんだった。

 ハゲてて。小柄。年の頃、45歳ぐらいか?

 て、オレより年下じゃないか。ガッデム。。。

 オジさん、ものすごい低姿勢というか。ものすごいへりくだりまくりで。

 ペコペコしまくる風。

 が。が。言うことは全部言う。わが社の袋はですね。。。みたいな感じから。値段がいかに安いか。とにかく見積もりだけ出させてくれ。グロスが少なくてもやれる。お宅は今、どれぐらいの数で発注してるのか。。。

 すごいペコペコしてるのに、次々畳み掛けてくる。

 畳み掛けてんだけど、ガアアアアとした感じがちっともしない。

 ペコペコの威力。

 ちっとも圧力を感じることなく、店長はあっさり「じゃ、これで見積もって。あ、こっちの袋だとどう?」とか、すごいノリキになってた。

 その間、わずか3分もない。

 やり手だった。。。。

 あああ。こういう人が営業のプロなんだな、としみじみ思った。彼に比べたら、ホットペッパーとかぐるなびで来る若い営業マンはペコペコだけで、自分の言いたいこと、自分の言うべきこと、どこが売りかを、力強く押せてない。

 ペコペコしながらも、いかに自分の売りが何か。的確に。素早く。しかしおしつけがましくなく。

 それを伝えるのは難しい。

 営業のプロの仕事を間近に見せてもらい、すがすがしい気持ちがした。

 プロの仕事はいつも気持ちがいいものだ。


 
10月21日(月)
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