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ひぽこんコラム
by 和田
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■みなさんに謝りたい
私は皆さんに謝らなければならないことがある。
少し前に、ここに、反原発映画『朝日のあたる家』を応援してる! 反原発映画だからって、上映できる劇場がないなんて、おかしい! みんなで投票して、公開させよう!
とかって熱くなっていました・・・。
今日、それ、見に行ってきました。反原発凸凹コンビのシモマンと。。。渋谷アップリンクまで。
映画はこれです。
ストーリーはこれ↓
静岡県、湖西市。自然に囲まれた美しい町。その町に住む平田一家。お父さん(並樹史朗)はいちごを栽培。お母さん(斉藤とも子)は主婦。長女(平沢いずみ)は大学生。妹(橋本わかな)は中学生。日本のどこにでもいる平凡な家族。ただ、長女のあかねは、この町が好きではなかった。大きなショッピングセンターや映画館やコンサートホールがない。就職後は都会で一人暮らしを夢見ていた。そんな時、起こった大きな地震。原子力発電所が爆発。避難勧告。1日で帰れると思っていたら、何ヶ月も避難所から帰れない。父は職を失い、母はノイローゼ、妹は病気になる。ようやく許可された一時帰宅も1時間の制限付き。荷物を取ってくることしか許可されない。福島と同じ事態だ。あかねたちの家族もまた、大きな悲しみの渦に巻き込まれて行く・・・・・・。
が。が。が。
「いちご栽培農家の一家」というという設定の部分からして???が並ぶ。。。
原発事故前の朝、いちご栽培農家のこの家の父ちゃんが、摘みたてイチゴを食卓に持って来るのだが、まず洗わない。洗うって。イチゴ農家なら、知ってるだろ? イチゴは農薬だらけだから、洗うって。しかもそれをさもおいしそうに食べる。家族で奪い合うんだ、これが。。。。イチゴ農家なら、もう、そんなもん、飽きてんじゃね? とか思う導入。
いや、違う。。。。その前の延々続く説明があった。
映画始まって1分以上。延々と、この家の長女(大学生)による「私の住む街」の説明があんだ。春夏秋冬の街の、これといって何ら特徴のない説明が。それが始まった18秒目ぐらいですでに(な、な、なんか、この映画、ダメかもしれない)の予感が始まった。
そして、その予感どおりだった。とにかく、この映画、すべて「説明」しまくんだな。ザッツ説明映画!!
あらゆるせりふが説明くさく。ナレーションは説明しまくりっ。
しかし映像は語らず。出演者の演技も語らず。しかし多分に情感あふれまくりの臭い臭い音楽がチャララ〜〜〜と流れ、語りまくってくれる。
さらにさらにっ!
家族やら近所の人らが繰り広げる日常会話は「売れない劇団」の舞台みたいな空々しさで。。。い、今どき、こんなステレオタイプで、昭和のドラマみたいな、手垢のつきすぎた展開、すんごい久々に観た気がする。
なにせ、中学生の娘がトイレの扉開けると、お父さんが新聞拡げてウ○コしてて、「お母〜〜〜〜〜さん、お父さんがああああ!」と叫ぶ、みたいなの。。。もう、尻がむずむずするレベル。
そして田舎の大学生女子の好きな音楽が「ブルース・スプリングスティーンとピンク・フロイドとレッド・ツェッペリン」ときた。。。。
い、いつの時代だ?
と、思ったら、2014年という設定だというからビックリ。
2014年のちょっとトガった気分の田舎の女子大生なら「アーケイド・ファイアーとアークティック・モンキーズとアラバマ・シェイクス」とかじゃね?
んで。2014年。映画の中でも、アフター福島ってことになってんだ。福島の事故はあって、その後で、ってことになってる。
そこへ地震が起こる。震度5。大したことないけど、映画の映し方がまたひどい。。。。ただ画面揺らしてるだけで、画面に出てくるおひな様1個、落ちない。。。
しかし原発事故が起こる。静岡県だからね。浜岡原発が事故ったってことになる。山岡原発、って言い換えてるけどね。そして政府はまた「ただちに影響はない」っていうんだが、設定はアフター福島だろ?
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10月03日(木)
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