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ひぽこんコラム
by 和田
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■アイドル万歳〜〜〜〜♪なのら。
肩で風切る、カメラ目線のアイドル、ウォンテッド! 来日するらしい〜〜、5月にww
笑う〜〜。この子らは笑う〜〜。すごい〜〜。プロだよ〜〜、プロ。やりきってる。特に坊主頭の子のやりきりっぷりはすごいよ〜〜。
そして次々出てくるこのようなアイドルたちに群がる若い女の子たちのキャアキャア声を見聞きするにつけ、そのパワーに希望を感じる。
こんな世の中だけど、彼女らは力強く生きておる! ということがわかって、嬉しくなるのだ。
今の時代の数少ない希望のような気がする。
再開したバラカン・モーニング@インターFMでは死んでも流れないであろうが、こういうのはこういうので意味があるんだと思う。
それに彼女らにとっても、もう先なんて微塵も見えない今にあって、希望なんだと思う。アイドルたちが。あのバカバカ歌が。
今読んでる田辺聖子先生の本に、
青春とはこんなものかも知れない。なんだか意味もなく楽しく、人生がみち足りて生き生きと感じられる、これが青春でなければ青春はない。
青春とはこんなものなのだ、きっと。
自分にも何かができる、間違いなしに何かを約束されてる、そう信じて疑わないもの。
身体も心もたっぷりとした、そんな感じにひたりきってしまえるもの、それが青春なんだ。
ってあった。これは終戦直後に物語の中で少女=田辺先生ご自身が感じたことだ。
でも、今、こんなことを感じられる子は少ない。
戦争の直後の荒廃した中で感じられたことを、今は感じられない。
この間、師匠と行った高校でのトークショー。まだ10代の子が、「食っていけるのは自分の夢よりこっちの職業」とか言ってた。夢より、食っていけるかどうかなんだ。「たっぷりとした」感覚になんてひたりきれない。10代の真ん中で現実を心配する。それが今の青春。
一見、ビルがたくさん建ち、あらゆるものがあるけれど、でも、本当の風景は、戦後直後の、あらゆるものが爆発されつくし、燃え、ガレキの山となった風景と同じなんだ。本当は。
そこに放射能が目には見えない毒を撒き。
金融原理主義で、金持ちはひたすら金儲けにだけ強欲の角を尖らせている。
その中で、お馬鹿歌が少女たちを慰め。勇気付け。背中を押す。
ありえない未来を見せる幻影ではなく、少女たちが新たな未来を作るための背中を押してくれてるんだと思う。アタシはそう思う。
あの子たちのパワーを信じたい。いや、そのパワーが成就することを祈りたい。
そう思うんだ。うん。
04月03日(水)
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