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ひぽこんコラム
by 和田
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■ヒラリーとフトモモと私〜+追記(長い)
PS:友達が、「要らない物はオフハウスに売るといい」というので、前にレポのために買ったハイヒールやら、着物やら、いろんなものを友達の車に詰め込んで、武蔵境のオフハウスへ、いざっ! GOGO!
 
 駐車場に車を停め。意気揚々、と思ったら、ガ〜ンッ。階段かよっ! 中古店にエレベーターなし。「貧乏人は階段昇れってか?」と、重い荷物を持って、ワッセワッセと昇る。

 次々車から荷物を運びこみ、番号札43番をもらって、店内を見て廻っていたのだけど。。。

 「43番のお客様〜〜〜」と呼ばれて行けば・・・・食器セットとか、山のように運び込んだのに。

 「総額980円です」っていう。

 えええええええええええええっ? たったの? なんで?

 「古いものが多くてダメなんです。買い取れません。食器はお持ち帰りください。カバンはこちらで処分できますから。あ。着物は売れないんですよ。だから買取額400円です」

 などと、20代とおぼしきオニイチャンがしゃあしゃあと言う。

 マジかよっ?

 そして、彼が「引き取れる」と選らんだのは、誰が履くんだよ?ってくらい派手な、レポのために買った赤いハイヒールと、白いぐい飲みと徳利のセットと、ルームフレグランスだけ。。。

 ええええええええええっ? バッグも食器セット(クリスタルのワイングラスとか、漆の小皿セットとか)も全部ダメとかいう。

 どうやら、ブックオフ系列だから、「とにかく新しいものじゃないとダメ」という精神らしい。

 でも、店内見て廻っていたら、ただの電気コードまでも売っていたし、ダイソーの100円のハンカチまでも売ってたし、古い皿だって売ってたのに。。。。

 判断基準がまったく不明。。。

 友達は「ぜんぶ持って帰ろう! フリマしようっ!」とその場で高らかに宣言する。。怒った声で。

 でも、私はもう面倒になり、とりあえず着物はそれではあまりにも、着物(と、着物セット)がかわいそうだから止めて、赤いハイヒールと徳利などは売ることに。

 でもそれで360円だって!!!

 ええええええええええええええええ? でももう、いいやっ。赤いハイヒールなんて、邪魔なだけだし。。。。うううううううううううううううううう。

 そして360円もらい、たった360円もらうために、パスポートまで見せて。。。。

 脱力して、店を出た。

 オフハウスだかハウスオフだか、、、、看板に偽りあり。

 何でも買います、って大嘘。結局ああいう店に行くのは若い人で、若い人向けの物だけなんだね。うん。

 日曜日。金はないけど、暇はいっぱいある。そんな赤ん坊連れの若い夫婦がダラダラ覗いて買う店。。。。なんかもな。うん。

 友達は「フリマやろうよ」と、言っていたが、車をガアアと出したとたんに、急に「あっちにも店がある」と車を右に左に走らせ始める。。。が、なぜか、今日は休みの店が多い。

 「もう、いいよ。あきらめようよ」と言った矢先、「ここも見よう」と変な店が。。。。建物の外に、古びた服とかを並べてる。タオルとかも。。。

 車で近寄ると、痩せた婆さんがヨタヨタ出てきて「はいはい?」って、もう、売る気満々な顔。しかし「買取は?」って聞いた途端、思いがけないくらいキッパリとした口調で「うちは買取はしませんっ」って。。。。婆さん、あんた、どこの物を売ってるんだい?
 
 と。その裏に、もう1軒、リサイクル屋があった。小さな店に、ギッシリと洋服が並んでる。「ここ、洋服だけだよ」と出ようとしたが、オバちゃんが店の奥から出てきたから「食器とかって買い取ってくれます?」と聞けば、キラ〜ンとオバちゃんの目が光り、

 「とにかく見せて、ほら、早く、早く、車こっちに持って来て。そこに停めて、停めて、見せなさいっ」

 って。えええっ? オバちゃん、すごい勢いだっ!

 はいっ!!!と大慌てで友達が車を横に停め、ガサガサと、さっき売れなかったものを全部出す。

 と。オバちゃん、次々箱を開けて見る。

 「あ。これは半端なんですけど」


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02月05日(火)
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