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ひぽこんコラム
by 和田
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■痛い女が好きです
 びっくりした〜。NHKの4時のニュース見ていたら、いきなりパリス・ヒルトンがついに刑務所入りましたニュースやってた。アメリカでは大騒ぎです調な紹介だが、そんな時間にそんなニュース見てる大方の人にとっちゃぁああパリス・ヒルトンなぞ?????だろが。無意味じゃ無意味。NHKは大人しく「○○公園のつつじが見ごろを迎え、、、」とか言っていればよろしい。

 それにしてもパリスもブリトニーも無茶苦茶だが、たとえばフィッツジェラルドの人生伝など読むと、彼の女房ももっと無茶苦茶だったりする。さらにはタイトル忘れちゃったんだけど、アメリカの、そういうセレブ女性たちの爆裂人生伝みたいのを書いた本(ああ、なんでタイトル忘れたんだろうか、すげぇおもろかったのに)によれば、パリスやらブリあたりはまだまだ可愛いもんで。アメリカのセレブ女たちは戦前から、もう、びっくりたまげるほどに無茶苦茶で、ブッ飛んでいる。しかも前はもっとヨーロッパとアメリカとまたにかけ、というカンジだったような。そしてむろん、そういう人達はみんな「一体何が本職?」な人々ばかりで、アメリカには伝統的にそういうセレブ女性のお騒がせというのが面々と連なっておるというか、あるんですね、おバカ社交界が。ちゃんと。だからこそアンディ・ウォホルとかさ、そういう場面で活躍したわけだし。

 それにしても今までで一番とんでもない女って誰なんだろうか? かっ飛び、狂っていて、周りを震撼させまくったヤツ。ロックシンガー? 女優? ただのセレブ? モデル? グルーピー? 

 私としてはトーニャ・ハーディングみたいなキャラも嫌いじゃなかったですがね。ほら、スケート選手で、ボクサーになっちゃった人ね。優勝候補を怪我させて。まぁあれはヒールなんすがね。
 だいたいあんときのライバルのナンシー・ケリガンも性格悪そうだったよなぁ〜。あん頃のアメリカのフィギュアの選手はみんな強面だったわ。うん。

 そんな風に、なんかに必死になりすぎちゃって壊れていく女が好き。ああ、それじゃあお騒がせセレブとは違うか?
 お騒がせセレブはなんかもう〜〜ワケ分からなくなっちゃってる@オクスリで、だしな。でもとにかく「必死すぎ」という意味では同じなんかも。なんかもおおお、とにかく何かに何かに追い詰められてるのアタシ、な女たち。

 私はそういう女が好きですね。見てる分には。。。。
 そしてそういう女にはハゲちん歌う「tongue」を捧げたいですな。まぁ、あれは、ちょっと違う意味の歌だけど、女の子の悲しさが描かれているからね。
「tongue」、いい曲です。アルバム『モンスター』に入っています。どうして彼はああも女の子の気持ちが歌えるのかしらん?
 やっぱり気持ちはギャルなんだな。。。ふっ。

オンナノコの気持ちが分かる、と言えば、奥田英朗の「ガール」を読んだ。そうそう、OLさんたちが主役の小説で、どうしてこうもオンナノコの気持ちの機微が分かるの?と話題騒然だったあの小説。
 上手い。上手いっすよ、奥田さん。さすが。そうそう、とうなづくこと百万回。台詞回しは天才的だし。ストーリーもいい。
 でもしかし。女はもっとバカだ。女はもっと意地悪で陰険だ。残念ながら。
 これは奥田さんの理想の女の子の物語だなぁと思った。奥田さんはオンナノコに夢を持ってるんだなぁと分かった。理想が高いんだろうなぁ。もちろんそれから、奥田さんは優しいから、希望を持たせてくれてもいるんだろうけど。女の作家が描いたら、この1億倍ドロドロして意地悪で陰険で最悪の結末だろうが、その全く逆だ。でもだからこそ、女性に大うけしたんだけど。読後感がすごくいい。

 ハゲちんが歌う、痛い痛い女の子の切ない気持ち歌と奥田さんの普通の女の子の気持ちを明るく描いた小説、両方ぜひとも味わってください。


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06月05日(火)
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