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ひぽこんコラム
by 和田
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■殺すつもりはなかった
殺すつもりはなかった。
きのうホームレスを殺した少年たちが言ったという言葉です。
いつもいつも殺人事件が起こるたびに犯人が言う言葉だけど、今回はすごくすごく違和感を覚えました。なぜなら? その少年たち(15歳とか18歳くらいの少年数人)は、おそらく「殺す」なんてことがどんなことかさえ分かってなかったんじゃないか?と思うから。彼らにとって「死」なんてまったく実感がなく、むろん「生きている」ことも実感がないんじゃないかな?と思ったのでした。
それは和田の世代感とかにおける勝手な想像なんだけど。(こういう世代はゲームとかばかりやってるから生や死が実感できないとかいう、ステレオタイプな)でも、それをそのときすごおおおおく感じて「殺すつもりはなかった」なんて言葉が本当に空虚に感じたのでした。
殺すつもりはなかった…んじゃなくて、殺すってことがどんなことか分からなかった。死んだんだ。へ〜〜〜。そんな感じだろう、少年たちにしちゃ。
だからその子たち、殺した後も普通に生活してたそうで(まぁ、そんな子供たちを育てた「感受性に欠けてる」親が見てそう言ってるんだから、どこまで普通だったかは分からないけど)逮捕されてしまった今、初めて彼らは「やばいよやばいよ」と思ってるに違いない。でもそれは殺してしまったことへの「やばいよ」じゃなくて、「つかまってしまった」ことへの「やばいよ」に決まってる。
思うに。そういう生と死が実感できないような不感症は、少年院だのに入れないで、イラクのアメリカ軍が砲撃予定の場所とかに送り込んでください。お金かけて更正させずとも、一瞬で分かるだろうから。
ところで送られてきた雑誌を読んでいたら、「風刺漫画問題が教えるイスラム教のタブー」って記事が載っていた。むむむ。あの事件、表っ面だけ見てると、イスラム教って不寛容で、そして西洋社会がイスラム教を理解しておらず、怒ったイスラム教徒が暴れた!って風に見えちゃうけど、違うよね? きのうもニュース23でやっていたけど、多くのイスラム教徒たちはあの暴動を悲しんでいる。本当のイスラム教徒はあんなことしない。あれは貧しさとかへの不満がたまった市民の動きを利用した一部組織が中心となった動きであり、イスラム教徒の暴動ではなく、鬱憤のたまった市民の動きby操作した人あり…。が正しいのでは? むろんアメリカを始めとした西洋社会全般への怒りも根底にあるけど。でもだからその後、あの暴動を非難するイスラム教徒たちの集会などもたくさん開かれているよね。なのにその記事では、ああいう暴動を、「豚肉を食べない」といったイスラム教徒の日常的なタブーと同レベルで語っていた。そう言う文化を私たち日本人も理解すべきか?みたいなノリで。そ、それはあまりにも事実誤認で、無理やりで、それこそがイスラム教への冒涜なのでは? マンガに描かれたムハンマドを侮辱されて怒るのはイスラム教徒としては当然らしいけど、しかしだからといってその価値観を、他の宗教の人たちに押し付けたり、またそれで暴動を起こしたりしないって、イスラム教の人たちは言っているのだし。
他の文化を受け入れるのって難しい。 事件とかの表ッ面(西洋社会から見た報道)だけを見てると誤解しちゃう。でもそれを報道するときにはもっと繊細になってもいいんじゃないのかな(イスラム社会から見た報道も検証すべし。文化の衝突は絶対に片方からだけの視点で見てちゃダメだよね)? 特にこの問題は繊細過ぎるほど繊細であってもいいはずなのだし。
と。今日はニュースの鬼(?)な和田っすた。
03月18日(土)
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