ID:15636
つらつらきまま
by seri
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■decade

母が亡くなって、今日で満十年。
 喪失感は今もこんなに生々しいのに、10年も時が流れていると思うと、何だか愕然とする。

 どうしようもなく思い出す時は、室生犀星の詩のこの部分を読み返しては自分を落ち着かせる。

 >ひとびとはみなあきらめたまへと云へども
 >げにあきらめんとする心、
 >それを無理やりにおしこまうとするは
 >たとへがたくおろかなり。
 >あきらめずある心よ
 >永くとどまれ
 (室生犀星 「あきらめのない心」より)

今日はそういう日だが、10年前、どうしようもない現実の中求めていた救いの一つが、2丁拳銃の笑いだったので、今日、こういうライブがあるのも何かの縁のような気がして、品川よしもとプリンスシアターの「2丁拳銃・修士とオリエンタルラジオ・中田〜世界の果てで僕たちは出会った〜」に行って来た。
 “修士さん、中田さん共に先輩”、“修士さんの後輩で且つ中田さんの先輩”、“修士さん、中田さん共に後輩”の3世代のゲスト芸人さんを呼んで、それぞれとトーク。
 先輩芸人から呼ばれるこのライブ。
 今日のゲストは、大山英雄さん→アップダウン→チョコレートプラネット。
 どの世代の人も外さないだろうなと思っていたが、予想以上に面白かった。
 しかし、このライブもメイン二人が出て来ても「きゃぁ〜」が全く聞かれないライブだったのは予想外。
 中田さん曰く、オリラジの客層は「20代後半から30代、ともすれば40代」で、修士さん曰く2丁拳銃の客層は「昔若かった人達」とのこと(^^ゞ。
 しかし、こうも嬌声が起きないライブばかり行っているので、お目当てが出て来たとたん「きゃぁ〜!!」の歓声が沸きおこるライブって、都市伝説ではなかろうかという気がしてくる。

 そして、「後学のためお聞きしたい」とか「右脳が活性化されて云々」とか、普段行くライブでは聞いたことないような言葉がさらりと出てくるあたり、あっちゃんは、やっぱり頭が良いんだろうなぁと妙に納得してしまった。

 次回は、華大さんとギンナナがゲストに確定しているそうで、次回も是非行きたいところ。

色々と忘年会の予定が入っているが、会社の女子会を兼ねた忘年会は、1年前から予約をしないと無理なところらしい。
 世の中には私が知らない世界がまだまだたくさんあるのだなと思う。
 
12月13日(月)
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