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つらつらきまま
by seri
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■CLUB CRAWL寄席
仕事終わりで行けたので、CLUB CRAWL寄席に行くため、渋谷へ。
 HPからプリントアウトした地図を頼りに行ってみると、住宅街のようなところという意外な立地。
 お客さんは15人程度と非常に小じんまりしたもの。
 1ドリンク制だったので、早々にカルアミルクを頼み、まったりしながら開演を待つ。

今日の演目は、1.「埴輪」(遠藤かおる)2.「転失気」(鈴々舎やえ馬)3.「2/3の嘘」(船越哲志)4.「替わり目・上(立川志らら)」(仲入り)5.「獅子の子」(小堀裕之)6.「書割盗人」(笑福亭瓶二)、という流れ。

 遠藤さんや船越さんは、初めての落語だったそうだが、ここでやれたのならもう次からはどこでも臆せずやれるのでは…と思う。
 「2/3の嘘」は2年前に神保町花月でやった「本当の嘘」の元となった作品で、上方落語台本大賞の優秀賞受賞作でもある。
 私は「本当の嘘」が非常にはまる作品だったため、元となったものはどんな噺なのか非常に興味があったので、これを聴けただけでも行った甲斐があった。
 「埴輪」は二度目、「2/3の嘘」は初見だったが、面白いもので、噺を繰ってるのは遠藤さんや船越さんなのに、ちょっとしたセリフ回しや言葉の使い方で、そこにはいない筈の小堀さんをそこはかとなく感じた。
 これは落語特有の感覚だと思う。

噺家さんは一門ごとにカラーが違うのも面白い。
 鈴々舎馬風一門はあまり詳しくないので分からないが、志ららさんからは立川流独特の鬼っ子な雰囲気が漂い、瓶二さんからは、鶴瓶さんを思わせる、敵を作らないもっちゃりとした雰囲気が漂っていた。
 来月のマントヒヒ寄席、談春さんの筆頭弟子・こはるさんが出るので見に行きたいのだが、その日は陣馬山〜高尾山20km歩行に出る日なので、行けないのが残念。

演者さん達は次回を考えているような考えていないような、という感じだった。
 あの秘密結社の集会のようなひっそりとした空気、見ている側は問題ないのだが、出る側にしたらどんなもんだろう。 
04月05日(月)
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