ID:15636
つらつらきまま
by seri
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■「ファンに殺される」
asahi.comを覗いたら、<鶴瓶、今年は落語で勝負 全国ツアー盛況>なる記事が。
ファンとしては、(今年“は”ではなく、今年“も”でございます)と主張したいところだが、鶴瓶さんがテレビやラジオの仕事と並行して落語会をやっていることを知らない人の方が世の中には圧倒的に多いだろうから、仕方ないか。
“落語は他の芸能と対等に闘わなくちゃいけない”とか、落語を知らない人、関心が無い人に目を向けてもらうためには人寄せパンダにも触媒にもなる、というのはこれまでも聞いたり目にしたりしたが、今回ハッとしたのは以下の部分。
>ファンばかりが集まる独演会はどうしても評価が甘くなり、自信過剰を招きやすい。
>それを鶴瓶は「ファンに殺される」と表現する。
>自ら求めて他流試合をするのも、自分を甘やかさないためだ。
思わず、自分の浮かれ心を恥じたが、私は鶴瓶さんに関しては冷静なファンでいることは、今もそしてこれからも不可能だと思う。
名前の5文字を見つけただけで反射的に笑みが浮かぶぐらいだから、実際に落語会やライブに行ってしまったら、“冷静”とか“分析”とか、そういった言葉は自分の中から瞬時に消え去ってしまう。
“常識”や“分別”や“良心”を失わずにいることが限度。
最後の砦だ。
生まれる前や物心ついていない頃にやっていたテレビ番組やCMが好きなので、地上波でめぼしいものがないと、チャンネルNECOやファミリー劇場を見ている。
途中から見始めた70年代の連ドラが面白かったので、色々検索していたら、そのドラマの主演俳優のファンサイトがヒットした。
その俳優さんは既に亡くなられているが、ファンサイトは現在も稼働中。
過去の主演ドラマのあらすじや、ロケ地など、詳細なデータが蓄積されているので、今見ているもの以外のドラマにも興味が湧いたが、その俳優さんの本当にファンだったということが随所から伝わって来るサイトなので、だんだん切なくなって来た。
亡くなられた現実を受け止めているところにも。
01月07日(木)
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