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つらつらきまま
by seri
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■初東京山歩き

東京に出て来て初めて“登山”をしてきた。
 とはいっても、行き先は“東京の小学生が遠足で行く定番スポット”らしい高尾山。
 午後から天気が怪しそうだったので、高尾山に9時半ごろ着き、お昼過ぎぐらいには下山出来るよう動く。
 山歩きは初心者なので、最初から無理は禁物だと思い、京王の「ケーブルカー往復割引付き乗車券」を購入したが、山頂までの往路に設定した1号路は、ケーブルカー乗り口から終点までの経路を歩いていくことで、山歩きの醍醐味を味わうルートだったよう。
 一向に、自分が思う“登山”ならではの苦しさとか冒険心とかいうことを殆ど味わうことないまま、あっという間に山頂到着。

 体力を温存するどころかほとんど消費もしなかったような気がしたので、行きも帰りも1号路を使う予定だったのを変更し、復路は4号路を選択。
 こちらはちょっとバランスを崩したらそのまま崖を滑り落ちそうな、森の中を歩いて行くようなルートだったので、やっと“山”に来た感じを味わえた。
 しかし、いかんせん“復路”なので、すれ違う登山者の方々が息を切らしたり、つえをつきながら登ってきたりしている様子に比べたら、下山者は遥かに楽。
 往路にこちらを使った方が、山歩きの醍醐味を感じられた気がするが、今度は何時間経っても体力回復しなかったかも…。

こんな感じで、高尾山初回は楽しまくりのまま終了。
 次回は、ケーブルカーは復路だけ使い、往路は山歩きルートを選ぼう。

今日は天気予報が微妙だったことと、まだ紅葉のシーズンには早かったこともあって、そんなに混んでおらず歩きやすかった。
 色んなグループがいたが、前を歩いていた人が同行者へ、実に衝撃的なカミングアウトをする瞬間に遭遇。

 「でねっ、長年の念願だったから勇気出して実行したの!いいわよ〜、海をすっぽんぽんで泳ぐって!男の人っていいな〜ってこんなに思ったことなかったわよ。すっぽんぽんで泳いでも許される雰囲気あるじゃない」 

 発言者は40代〜50代と思われる女性。
 すっぽんぽんで泳いでも許される男性は、せいぜい小学校低学年ぐらいまでだと思うが…。
 というか、どんなシチュエーションでその行為に?
 見たところ、そんなファンキーなことを実行するようにはみえないおっとりとした雰囲気の方だっただけに、衝撃度もひとしお。
 目をきらきらさせながら“すっぽんぽん”の素晴らしさを力説する方と、平和な高尾山でそんな告白をされてしまった同行者の困惑ぶりも、見事に対照的だった。
 同行者に“すっぽんぽん遊泳の開放感”を力説しているところで、追い抜いてしまったため、その後は不明。
 それだけに、今でもその後の展開が若干気になる。

健康ランドの日帰り入浴に出かけたり、各停で帰ったりと、のんびりしながらの帰路だったが、それでも16時頃には帰宅。
 その後、雨がひどく降り出して来たので、楽しく山歩きを終えることが出来た天候に感謝した。
 私は、雨に濡れることが何より嫌いなので、雨に降られていたら、山歩きは二度としないと決めていただろう。 
 今はまだ、次の山歩きを楽しく考え中。
10月24日(土)
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