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つらつらきまま
by seri
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■僕はどんなに悲しくても絵を描いた

日本の平均寿命が延びた、ということで、「東村山音頭・パラパラバージョン」を激しく踊りこなす高齢の女性達の映像をたまたまニュースで見た。
 30年間知らずじまいだったドリフの情報収集熱中期なので、こんなニュースでも少し嬉しく思う自分がいた。

昨日から松屋浅草で古本市が始まったが、今回の特集は「昭和」。
 ドリフやアフロヘアの頃の鶴瓶さんが載ってる雑誌や探し切れていない書籍が無いかと思う、と居てもたってもいられず、昨日は仕事終わりに地下鉄を乗り継ぎ、汗だくになりながら閉店まで45分しかないので焦りつつ広いフロアを一通り物色した。
 噺家・笑福亭鶴瓶の情報を探すなら2002年以降に出た書籍・雑誌を探ることだが、デビュー以来一度も表舞台から消えたことがない人なので、自分の興味のアンテナが働いていなかった頃はどうだったのかを見てみるのも結構楽しい。

 求めているものは探し出せなかったが、いつもだと上方落語関連の書籍を扱う店は1〜2店ぐらいしかないのに、今回は割とよく見かけた。
 自分が枝雀師や談志師のファンだったら買うんだろうなぁと思った本もあった。

誰のどの本に書いてあったのか思い出せないが、妙に心に残っている一文がある。
 それが
 「僕はどんなに悲しくても絵を描いた」というもの。
 画家か漫画家が描いた随筆の一文ぽいが、悲しみとか怒りとか寂しさなどの負の感情を押し殺し、挑むようにキャンバスかスケッチブックに立ち向かう作者の後ろ姿がリアルに浮かび、ふとした拍子に思い出す。

 自分に置き換えるなら、「私はどんなに悲しくても本を読んだ」になりそう。
 本を読みたい、という意欲が消えなければ、どんなに落ち込んだり絶望したりして動けない時でも、いつかはまた大丈夫な時期が来て動き出せると確信出来る。

今、もうひとつ本棚を設置しようと思い、ネットで色々物色中。
 6畳の1Kに本棚が3つ。
 なんだか、部屋の中に本棚というより、本棚の中に部屋があるような気が。

 この間購入したアイリスオーヤマのスペースユニットは縦に二つつなげて、丸々落語・演芸・ドリフ関連の書籍・DVD・CD専用棚にした(高さ180cm)。
 窓際に設置したので、本が日焼けしたら嫌だなと思い、今やとても大好きな街となった西荻窪にある手芸店で見つけた布を目隠し用も兼ねてカーテンのように吊るしている。
 棚を見る度に西荻を思い出す。
07月16日(木)
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