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つらつらきまま
by seri
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■お手本その2

サライの最新号が「続々々落語入門」。
 他になかったのか、と思うが、誰が見ても落語特集が今回で3回目ということが分かる。
 鶴瓶さんはおろか上方落語のかの字も見当たらなかったので買う予定はなかったのだが、3席入っている付録CDの一席が八代目桂文楽師の「厩火事」だったため、方針変更。
 鶴瓶さんが「厩火事」をやるに当たり、参考にした噺の型の一つとおっしゃっていたから(もう一人参考にした型は志ん朝師)。
 先週図書館で見つけた小文治師の「たちきり」といい、探しているときは本当にうまいことひょっこり見つかる。

 「上方演芸大全」にも鶴瓶さんの厩火事に関するエピソードが丁度載っていた。
 寄席芸能史研究家の前田憲司さんは、鶴瓶さんから「厩火事」に上方らしい演出を加えたいと相談を受け、三代目桂文三の大正時代の口演録にちょうどそれらしき文を見つけたので持って行ったそう。
 そのセリフは確かに鶴瓶さんが話している覚えがあるので、ちょっとしたところにも工夫を怠らない練られた落語を聞いているのだなぁと思うと、嬉しくなってくる。
 落語会に行くと、「こんなん見えますけどね、私、落語のことものすご勉強してるんですよ」とよくおっしゃられ具体的にその様子を説明してくれるが、こちらが想像する以上に色んな方の落語を聞いたり速記本を読んでいると思う。
 そんな鶴瓶さんが凄く好きだが、お風呂の中でも稽古しようと、1,000席入れているiPodを風呂に持ち込んだら案の定水没させて1,000席パーにする鶴瓶さんもまた凄く好きだ。
 鶴瓶さんは、非常にまじめな企画の仕事をしたらその反動で物凄いばかばかしい企画の仕事をしたくなり、その両方をこなすことでバランスを保ってると高円寺の唄つるべで話されていたが、なんだか納得した。
 鶴瓶さんのファンだというと、「あぁ、あの人凄く良い人ぽいもんね」と言われるが、私はその部分よりも、“何をしでかすか分からない狂気”の部分に何故か惹かれている。
 そしてそれは落語を聞いてる時の方がより伝わって来る。
 温かい落語をなさるのだが、ずるさとか嫉妬とか、人間の裏側に潜む魔物の操り方もうまい。
 表裏ひっくるめて、人間が凄く好きな方だけが出来る落語だと思う。

小堀ブログにめちゃイケ出演の告知。
 何だかとんでもないものを見てしまう予感がするのは、ただの気のせいか、長年の経験則がなせるワザか。
 楽しみよりも恐ろしいわ。
 免疫がついてるから少々のことではもう驚かされないつもりでも、いざ始まったら予想以上の場面を数々目にし、唖然とすることの方が未だに多い。

@ぴあで昔昔亭桃太郎独演会プレリザーブ開始。
 先月の2人会に行かなかったら注目すらしなかった会だ。
 以前、東京かわら版で桃太郎師が特集されていたのを思い出し、07年7月号のかわら版を本棚から引っ張り出して読む。
 若かりし頃は相当の暴れん坊だったとか、お客さんにじっと自分の顔を見られるのが嫌だからじっくり聞かせる人情噺はやらない(当時)とか、4Pのインタビューの中でも、不思議さ満載。
 こうしてじわじわハマるのだろうなぁ。

夫婦二人会はどうにも仕事が忙しくていけそうに無いのが残念。
 ハセガワ ミヤコさんのライブも。
 時間が取れるのは今週末しかなさそうなので、たとえ寒波が来ようとも日曜日にある新木場のゆらゆら帝国ライブでは弾けて暴れてこよう。
 一体感とは一切無縁のほったらかされ感が何とも心地よいライブ。 
12月05日(金)
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