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つらつらきまま
by seri
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■かなわぬことなどない
不遜な感じだが、そう思わずにはいられなかった7月24日。
ギリギリだがチケットは確保出来、仕事も忙しさの丁度狭間で、何の支障もなかったので、久しぶりにチハラトークへ行って来た。
開演早々、せいじさんは21日の大銀座落語祭でジュニア氏がやった落語を大絶賛。
意外だったが、当日は客席から弟の落語を見ていたそう。
そして、兄弟でこんなこと言うのは気持ち悪いけどもな、と前置きしつつ、その日の出演者がやった落語で(もう一度見たいわぁ)と思う落語をしたのは、自分の中ではジュニアとアンガールズの田中やったわ、と。
だからもう一度ここでやれ、ここにおる人らにも見てもらえ、と。
ジュニア氏が出る落語会とほぼ同時刻に新橋演舞場で鶴瓶さんが出る落語会が組み込まれていて、今の私は“何はさておき副会長”なので新橋演舞場を選んだのだが、ジュニア氏の演目は「死神」で、小朝師のブログを見たら談春さんも絶賛する出来だったとあったので、(あー、見たかったなぁ)と残念に思っていた矢先だけに、(お兄ちゃん、グッジョブ!)と拍手を送った。
「座布団ないのに!?」とか「やり終えたらもうすっかり記憶から抜けてもうたから、出来へんよ」と、はぐらかそうとするジュニア氏だったが、不可能はどんな手を使っても可能にする男・千原せいじには、弟の抗議は空調の音程度にしか聞こえないらしく、「浩史!」といつまでもぐだぐだ言う弟をたしなめると、裏方が調達してきたクッション+自分が見つけた滑り止め付き足拭きマットを舞台中央にセッティングして臨時高座をあっという間に誂える。
自分はちょうど空いていた客席に座って、客目線で鑑賞することに。
何でやねん、とぼやきつつも袖にハケるジュニア氏。
絶対に見れるわけが無いと思っていた千原ジュニアによる「死神」。
(笑いの神様からの誕生日プレゼントだわ。ってゆーか、そうとしか思いたくない)と都合よく解釈すると、3階席から身を乗り出して落語鑑賞モードに入った。
小朝師がジュニア氏に「死神」を薦めたのは、「死神はサゲ(オチ)が10通りぐらいあるんです。それから選んで良いし、ジュニアさんが自分で新しいオチを決めても良いんですよ」という理由から。
だから「鶴瓶板・死神」のように設定そのものを覆すようなこともアリなのである。
「死神」のサゲは、“命を表すろうそくの火が消える”ことだが、誰が火を消すのか、そしてどのように消すのか、で色々なパターンがある。
ジュニア氏のサゲは(あっ、こういうパターンもあるのか!)とパーンと気持ち良くハマるもので、千原ジュニア独自の切り口だった。
小朝師や談春師のコメントはリップサービスでは決して無いことが実感できた。
鶴瓶さんを通じて落語の面白さに気づいて早2年近くになるが、もし鶴瓶さんの面白さに気づいていなかったら、今日の「千原ジュニア版・死神」で落語に興味を持ったかもしれない。
今日は何度かジュニア氏の口から「鶴瓶師匠」という言葉が出てきて、その度に(きゃぁ〜)と乙女のテンションになった。
世界のナベアツは3が付く数字と3の倍数をいう時にアホになるが、私は鶴瓶という単語を見たり聞いたりすると乙女になる。
時々、土瓶とか花瓶とかにも誤反応するけど。
ただ、「鶴瓶師匠は落語を始めてから円形脱毛症にならはったんやで」とジュニア氏が言ったら、客席から何故か笑いが起こった。
ケータイの待ち受けをウケ狙いでもなんでもなく、リスペクトの意を込めて高座中の鶴瓶さんにしている私は
(笑うとこと違う!すぐ脱ぐおっさんのくせに何を悩むのか、と思ってるなら大間違いだーっ!それぐらい真剣に落語に挑んでる鶴瓶さんを気安く笑うなーっ!)と、怒りは収まらず。
「噺の難しさに応じて円形が大きくなったり小さくなったりしたんやて。そんなもんなんや。それぐらい悩むもんやねん」というジュニア氏のフォローに救われる。
落語で随分時間を取ったので、二人のトークは若干少なめだったが、最後あたりにジュニア氏が話した都市伝説は半端なく怖かった。
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07月24日(木)
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