ID:15636
つらつらきまま
by seri
[317106hit]
■大人の香りがした「EXテレビ」
「探偵!ナイトスクープ アホの遺伝子 虎の巻」「探偵!ナイトスクープ アホの遺伝子 龍の巻」が文庫化されたので購入。
「探偵!ナイトスクープ」が長崎でもネット化された時、母がこの番組を見るように私に薦めていたことを思い出す。
ただ、今思えば母は大きな勘違いをしていた。
初期の「探偵!ナイトスクープ」の企画に「日本全国アホ・バカ分布図作成」があった。
これは「関西では『アホ』、関東では『バカ』と言うけれど、その『アホ』と『バカ』の境目はどこ?」という依頼が来たことから、「バカ」と「アホ」、そして中間である「たわけ」を使う地域の境界線を調査したもので、結果は日本方言学会でも報告されたり、日本民間放送連盟賞テレビ娯楽部門最優秀賞など数々の賞を受賞したりしたので、「探偵!ナイトスクープ」未ネット地域にも「関西には凄い番組がある」と噂になっていた。
母はこの情報から、「探偵!ナイトスクープ」を“教育番組”と勘違いしてしまった。
そして、私に見せたかったであろう「日本全国アホ・バカ分布図作成」は、結局見逃してしまい、「パラダイス」やら「母乳でお菓子」やら「爆発卵」やら、おおよそ母が期待していた路線とは180度違うものばかり見ることになるのだが、その頃にはこの関西発の娯楽番組に家族全員虜になっていた。
そんなことを思い出しながら読んだが、面白い番組を作り続ける人達の裏側が分かって興味深い。
面白さの裏には制作者の意地やプライドが潜んでいた。
某動画サイトでEXテレビの「視聴率調査」の回が上がっているのを発見。
EXテレビ自体は90年4月から始まっているが、長崎は日テレ系のNIB長崎国際放送が開局した91年4月からネットを開始した模様。
当時中学生だった私には23時55分スタートの番組は十分に深夜番組だったので開始当初は見たことは無かったが、中1の夏休みに東京の親戚の家に泊まりに行ったら、親戚一家は「EXテレビ」の大ファンだった。
「こんな面白い番組見ないで寝るのは勿体ないよ!眠い?そんなのドンジャラしながら見てたら大丈夫だって!」というなんだかよく分からない指令のもと、ドンジャラをしながらEXテレビを初めて見た。
それまで見ていた“面白い番組”は、ウンナンやダウンタウンが出ているバラエティ番組だったので、コントやギャグが一切ないのに面白い、という感覚は新鮮だった。
大人が面白くて見ている番組なんだろうなぁと思った。
これを“面白い”と思う自分も大人になったような気がした。
「EXテレビはEX Osakaの方が面白い」と親戚は言っていたが、確かに東京より大阪制作の企画の方がはまった。
さすがに家に帰ったらこういう生活スタイルは許してもらえなかったが、夏休みや冬休みなどは<塾の宿題をしながらラジオ代わりに>という形なら黙認して貰えたので、眠たいながらも嬉しかった。
長期休みは、オールナイトニッポンとEXテレビのオンタイム視聴が許される時だったともいえる。
私に付き合う形で父も時々EXテレビを見るようになり、ジミーちゃんの記憶力企画はかなりハマっていた。
「EXテレビ」や「ギミア・ぶれいく」など、私が小学生〜中学生の頃は“大人の世界”を感じる番組があったような気がするが、今はそういう番組は殆ど無い。
“いい大人が見るバラエティ”の一つぐらいあっても良さそうなのに。
所沢の古本市で「笑芸人 Vol.2(200円)」と「BREaTH Vol.9(250円)」を購入。
「BREaTH」は初期のものはコンプリートしていた筈なのに何故かこの号は欠落していたので不思議だったが、「ふたりごと」を読んで謎が判明。
この号の修士さんのコラムが、今読めば別になんともないのだが当時の私にはちょっとシモに走りすぎている気がして、(これに1000円近くは出せない!)とかなんとか思ったのだった。
当時の私は今と同じくケチだったが今以上に純情だった。
「ふたりごと」と同じページに載っている主幹の森田さんのコラムが乙女心満載で面白かった。
[5]続きを読む
06月09日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る