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すうみん日記
by すうみん
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■プレジャーランドの悲劇?(2)
プレジャーランドは、日常生活の場所(現実)とは違った
「夢」を見させてくれる場所である。

水商売もまた、「夢」を売る仕事といわれる。

要するに、その「場所」に行けば「現実」とは違う「夢」が
見れるわけである。

しかし、通信技術(IT)の発達によって、誰もが
「携帯電話」を持つようになった結果、
「夢の場所」から「現実の場所」にラブラブメールや
うれしい?電話がいつとはなしに、アクセスしてくる。

店外デートとまではいかなくても、お店という場所の
外まで、夢の天使がこちら側の世界にしゃしゃり出てくる。

そうすると、お客の側では、夢と現実との意識の区別が
つかなくなっても、お客のせいとばかりは言い切れない。

そもそも、「夢」のはずが、あたかも現実であるかのように
錯覚してしまうのである。

では、そんな「ルール違反」をおかすから、女の子が悪い
かというと、女の子は全く悪くないのである。
そうしたことを仕事の一部分または大きな部分として
やらざるを得ないシステムになっているからである。

ということは、誰も悪くないのに、お客の方は、夢を見て、
その夢が、実際は、かなわぬ夢だと気付いたりした
ときなどに、自らの意思に反して夢を見させられたなどと
逆上・逆恨みしたり、もっと本気になってストーカー化に近づ
いたり・・・ということが発生する。

正常な営業であっても、お客からみると、「思わせぶり」
「色恋営業」。
女の子からすると、いや、「夢」を売ってるんだからと、
全くそんなつもりはない。

実際には、こうした「ギャップ」が生じているからこそ、
楽しいはずのプレジャーランドに悲劇が生じる余地が
あるのである。
11月29日(金)
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