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えびたま
by くにひた
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■古い家の記憶
流しにハミガキの泡をぺってしたら
それは風呂桶だった。
しかも底には砂利が敷き詰められていて
あまつさえ金魚が泳いでいる。
いもとだな。と直感的に思う。
実家の家を捨て、父母いもとが
わたしの部屋に転がり込んで来ているのだが
それは1Kのアパートではなく
中学まで住んでいた平屋建ての借家なのである。
昔よく母に、玄関の掃除をいいつけられ
ドカタの父が泥だらけで帰って来てすぐ
汚れてしまうので、当時は
掃除する意義が納得できなかったのだけど
今なら理解できるなと思い
三和土を掃き掃除。
父母の帰りを待ちながら
いもとが仙台の某劇団に入りたいと言い出し
もうそこの代表と連絡を取ったと言う。
既に活動していないその劇団の現状を話して聞かせたらば
毛布にくるまったいもとは、がっかりしたのか
そのままぼとりとベッドから落ちた。
そんな夢をみた。
09月29日(土)
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