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抱茎亭日乗
by エムサク
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■母軍団 VS 塗装工H,映画『17歳の風景 少年は何を見たのか』公開記念トークイベント
実家を出て駅に向かう途中、Hらしき人物が運転する小さなトラックとすれ違って、慌てて母に電話。
多分見間違いだが、私もビビッているのかも。母はもっと怖いだろう。大丈夫か?

 一度家に帰って会社で2時間ほど仕事。予定が大幅に狂ったが、なんとかする。

 映画『17歳の風景 少年は何を見たのか』の公開記念トークイベントに宮崎学さんが出るというので『ポレポレ東中野』。

宮崎さんに、母対塗装工の件でお礼。「もう大丈夫です」と報告。全く煩わしい事で大変申し訳ない。

トークは監督若松孝二さんと宮崎さん。宮崎さんが
「大都市郊外の新興住宅に干してあるパンティーはセクシー、下町の物干しに吊られているパンティーはセクシーではない、と言っている人がいた」
と、何度も「パンティー」と言うのが可笑しかった。
最近あまり聞かない言葉「パンティー」。宮崎さんの口から出る単語としてもかなりレアな印象。

映画は、激しくつまらなかった。
口呼吸でひたすら自転車をこぐ主人公はほとんどしゃべらない。
代わりに交わされる周りの人の会話に全くリアリティがない。
音楽が「2000年の17歳」ではない。この音楽では自転車をこぎ続けることはできないだろう。
映画を見続けるのもつらい。
彼の部屋も小学生みたい。本当にこうだったのか?

宮崎さんは「自分たちの17歳と今の17歳とは違い過ぎる。共感なんてできない」と言っていた。
監督も共感できるとは思っていないのだろうが「17歳」だと思って見ているものが全く「17歳」ではないような気がした。

 『檸檬屋新宿』常連の人から、急用ができて行けなくなったのでトークの内容を教えてほしいとメールあり。

「21日パーティーに来て下さいますならば!」

と返信。

> うーん、それは何とも。難問ですよ。考えます。

ですと。トークショウには触れず

「私はあの映画全く駄目!(略)退屈で参りました」

と返す。

 母はパーティーの受付どころではないので、急遽ささきもと子さんに「ヘルプ!」コール。
もと子さんはバッグデザイナーとして皆に紹介したかったのでスタッフをお願いするのは申し訳ないと思ったが、「お母さん、大変だね」と心配して、手伝ってくれることになる。
ううう、ありがとうございます。

08月20日(土)
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