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抱茎亭日乗
by エムサク
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■読者メール,『中華家庭料理 金秀門』,宮崎学さん,『檸檬屋新宿』
「あーたはナンパも、デートの誘い方も、文章道場も女が出てるよね」とNANIOさん。
意味がわからない。
「文章道場で、あーたは主催者なのに『書けませんでした』とかさ」
「それって『女』ってことなの?単なる『駄目』じゃん」
「ちがーうんだよ。昨日だって俺にあらかじめ助けを求めておくとか」
「ああ、それはそうだね、男はそんなとき人に相談しないよね」
「デートも断られてないのに『興味ないのかな』って心配して」
「心配するよ!駄目なの?」
「かわいいと思うよ」
この先の進め方を考え、断られたときの対処まで買って出るNANIOさん。とことんいい人だ。
「さ、終電だ。帰るよ」と私。
「もう無理だよ」とNANIOさん。
「大丈夫」
「じゃあ、俺も出る」
走るNANIOさん。
そんなことまで付き合わせては悪いので「あなたあっち、私駅」と言って一人で走る。
「もう無理だってば!」と叫ぶNANIOさんに見送られて走る走る。
ギリギリ間に合った。
得意になってVサインをメールした後で、あんなに優しくしてくれるNANIOさんを一人で置いてきちゃった、と申し訳なくなる。
でもなあ、今日も朝までは辛いもんなあ。
NANIOさん、大丈夫かな。
04月05日(火)
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