ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491657hit]

■灰谷健次郎氏死去/舞台『ゴルフ・ザ・ミュージカル 〜ゴルフなんて大嫌い!』
勤労感謝の日。
これも誰が誰に感謝するのか、よく分からん日やね。一人暮らしの家とかは自分で自分に感謝するのか。それって「一人上手」って言わんか。



> 児童文学作家の灰谷健次郎氏死去=代表作に「兎の眼」「太陽の子」

> 「兎(うさぎ)の眼(め)」などの作品で知られる児童文学作家の灰谷健次郎(はいたに・けんじろう)氏が23日午前4時30分、食道がんのため静岡県長泉町の病院で死去した。72歳だった。神戸市出身。自宅住所は非公表。葬儀は故人の遺志により行わない。
> 大阪学芸大(現大阪教育大)卒。小学校教諭を経て1974年に発表した「兎の眼」は、下町の小学校を舞台に子供たちの成長を描き、ベストセラーとなった。ほかの作品に、沖縄と戦争をテーマにした「太陽の子」などがある。
> デビュー後は兵庫県の淡路島や沖縄県の渡嘉敷島で生活。創作活動の傍ら農作業や漁を行い、教育に関する講演活動にも積極的だった。
> 97年に神戸市で起きた連続児童殺傷事件では、逮捕された少年の顔写真を新潮社の写真週刊誌が掲載したことに抗議し、同社から全作品の版権を引き揚げた。 
> (時事通信) - 11月23日19時1分更新

 教師から転身した作家というのも決して珍しくはないが、この人くらい「教師的観点」に基づいて作品を書いていた人もなく、いかにも元教師です、という印象の強い人であった。戦後の児童文学者としては最も売れた作家であり、子ども以外の一般読者を取り込めたのも、その「教育者」としての側面があったことは間違いのないことである。
 ただ、それが毀誉褒貶に繋がっていたこともまた事実であって、『せんせいけらいになれ』などは、増上慢な子どもを育てるだけではないかとかなり強い批判も受けている。要するに灰谷氏の手法は「子供は誉めて伸ばせ」ということなのだが、誉めるにしたって誉め殺しになるほどじゃ逆効果だろう、ということになるのである。
だ が、本来は教育にセオリーなんてものがあるはずもなく、灰谷氏の方法も全てが間違っていたとは言えない。観念論に陥りやすい教育論を、実践で培った経験をベースにして具体論として小説化し得たということはやはり正当に評価しなければならないと思うのである。
ま、小説はつまんなかったんだけど。


 舞台「ゴルフ・ザ・ミュージカル 〜ゴルフなんて大嫌い! GOLF:THE MUSICAL〜JAPAN ROUND」

 脚本・作詞・作曲 マイケル・ロバーツ 
 日本語版台本・演出 福島三郎 
 出演 川平慈英 高橋由美子 池田成志
堀内敬子 相島一之

 ゴルフなんて全く興味のないすべての人と、
 ホントは気になって仕方がないすべての人へ。
 1ラウンド18ホール、18のナンバーを歌い上げる「ゴルフ」のミュージカルが登場!!
 ゴルフ場のコースは、ありとあらゆる障害があって、そこはまさに人生の縮図。
 人生の様々なドラマを、ゴルフのエピソードに絡め、18曲のご機嫌なナンバーに乗せて描くちょっと新しいミュージカル!!
 オフ・ブロードウェイでスマッシュ・ヒットしたレビュー・ショウを、日本版ミュージカル・コメディにブラッシュ・アップ!!
 新しいミュージカルを待ち望んでいるすべての人へお届けします。

 という芝居を大野城まどかぴあで見てきたのですが。
 客が入ってねー!
 何しろホールの半分も席が埋まってない。東京からの巡業公演でこれくらい客が来ていないというのも珍しいくらいで、題材、内容、役者、どれも集客するだけの魅力にイマイチ欠けていたってことなんだろうなと思う。
 オフ・ブロードウェイの芝居ってのは、この程度のレベルのものも多いので、日本まで持ってくるのには慎重な検討が必要だと思うよ。

 ゴルフを舞台にかけるったって、スポーツものを舞台化すること自体、かなり困難なことだというのに、それをどう見せるのかって工夫がないと言うか、脚本・演出にそういうアタマがないのだなというのが見ていて退屈する第一の理由。

[5]続きを読む

11月23日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る