ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491657hit]
■筑紫は国のまほろば/映画『ギミー・ヘブン』
『ウルトラマンマックス』第32話「エリー破壊指令」宇宙工作員ケルス登場。
最終回も近いマックス、シリーズ締めくくりを感じさせるエピソードが散見するようになってきたけど、今回のがアンドロイド・エリーをフィーチャーするラスト・エピソードになるのかな。私はかなりこのキャラクターを気に入っていたので(ヘアースタイルを除いて)、名残り惜しい。「そんなに女の子が好きか」とどこぞから声が飛んで来そうだが、私ゃ男なんだから女の子が好きなのは当たり前である。男の子を好きだったら、まあそれはそれで今は何でも自由な時代だから後ろ指差されるようなことでもないのだが、一応、私はノーマルなんである。もちろん女の子だけに限定されるわけでもなくて、熟女だってドンと来いだ。実際にドンと来てくれることなどないのだが。
なかなかマックスの話にならんな(笑)。
宇宙工作員ケルス(小田井涼平)のプログラム侵入によってコントロールされ、UDF破壊のためのミサイル発射誘導装置にされてしまったエリー(満島ひかり)。エリーはダッシュアルファで逃亡し、ベースタイタンも強制閉鎖されてしまった。ダッシュドゥカでエリーを追ったコバ(小川信行)だったが、ケルスに対峙した彼にUDFの非情な命令が下る。「エリーを破壊せよ」……!
第7話で登場した宇宙工作員ケサムの同僚(笑)による再地球侵略計画編。ケルスがケサムの名前を出されて、「あんなやつと一緒にするな」と自分の方が上であることを強調するのは、死神博士と地獄大使の関係のような、魔王デカンダと流星鉄仮面のような。譬えが古くて悪いねえ(笑)。イマドキこれをやられると、途端にドラマが安っぽくなるので、やめて欲しいんだけど。どうも『マックス』はエピソードごとの出来のムラが激しくて、今回はちょっとマイナス面の方が目立つ。
DASHの機能が殆どエリーに一任されていたために、機能不全に陥ってしまったのは。まあそれだけエリーが優秀だってことだし、ドラマの展開上、仕方がないことではあるのだが、それにしてもこれまでにもしょっちゅう宇宙人に侵入されたり、電波妨害を受けたりと、防衛機関としてはなんか弱すぎる印象が強くて、いくらなんでもちょっとどうかなと思うのである。ココは「ペットロボット」って設定なんだけど、ホントにただのペットでまるで役立たずなのか?
ケルスはケルスで、簡単にDASHにアジトを強襲されてしまうし、最後の手段がエリーを人質に取るというチンピラヤクザなみのやり口で、これでどうして「ケサムより上」と威張れるんだか。
だいたい、ケサム編の続編なら、フィーチャーすべきはケサムと「いい仲」になりかけたミズキ隊員(長谷部瞳)であるべきで、前編とのつながりが、ミズキがちらっとフラッシュバックでケサムを思い出すだけってのは、何のための続編なんだ、と首を傾げざるを得ない。つまりはこのエピソード、コバとエリー、ケサムとミズキ、そしてトリのケルス対マックスと、ドラマが分裂しちゃってて、整理が付いていないのである。つかさー、この話、「もう予算がないから、以前使った着ぐるみリフォームして、ついでにエリー活躍編にできない?」って注文で作られたんじゃないかって気がするぞ。いくつもの要求をこなすためにツギハギになっちゃったって印象が強いのである。
まあ、現在の円谷プロの実力を考えると、毎回秀作ばかりというわけにいかないのも分かるんだけれど、これがエリーのラスト・エピソードだと思うとねえ(死ぬわけではない)、ラストの笑顔がやっぱり素敵だっただけにねえ、もったいなくってねえ。
で、いよいよ来週はバルタン星人登場、飯島敏弘脚本監督作品だ。飯島監督は一端現役を退いたあと、復帰した後は作るものことごとくアマアマな作品ばかりなんで、そんなに期待しちゃいないんだが、飯島さん以外にバルタンを任せるわけにもいかないしねえ。まだ最終回じゃないから、シメじゃないだけいいと考えるべきかね。
昼食の後、運動療法を兼ねて近所の板付遺跡を散策。
[5]続きを読む
02月04日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る