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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■オタク用語の基礎知識2006/『唐沢なをきの幻獣事典』(唐沢なをき)
 昨晩、うっかり風呂場でウツラウツラ、浴槽のヘリに寄りかかって、右手を下にして眠ってしまった。そのまま数時間、空が白んでくるころになって目が覚めたのだが、風邪こそ引かなかったものの、手が痺れて、肩のやや下あたりから指先まで、感覚がなくなっていた。
 父もこんな感じだったのかなあと不謹慎なことを暢気に考えていたのだが、今日がたまたま休日だったからいいようなものの、平日だったら仕事にならないところだったのである。
 風呂場で眠るのだけは冗談ではなくヤバイことになりかねないので、最近は気をつけていたのだけれども、ちょっと油断した。おかげでパソコンを打つ指も感覚がなくて、スピードが上がらない。


 『ウルトラマンマックス』第19話「扉より来たる者」(空間移動宇宙人ターラ星人/戦神ギルファス登場)。
 考古学者のオザキ博士役で森次晃嗣さんがゲスト出演。
 ってことでかつてのモロボシ・ダンに敬意を表して、よくある「解説役」だけの キャラクターには留まらず、かなり重要な役どころを与えられている。メガネを取り出してウルトラ・アイのようにかけてみせる、なんてのはちょっとしたご愛嬌だが(森次さんのアドリブだそうな)、瞬間記憶能力を駆使して異次元の扉を開くパズルを完成させたり、トミオカ長官役の黒部進さんと旧交を温めるシーンがあったりと、往年のファンを喜ばせてくれるシークエンスがあちこちに盛り込まれているのだ。
 しかし、いくつかのシーンはそれがドラマの内容と直接の関わりがないために、若いファンが見ると「このシーンにはどういう意味があるの?」と首を捻ってしまうことにもなりかねないわけで、どうせなら扉の向こうにまでオザキ博士も同行して(自分の発掘調査に関することなのだから、そうしてもおかしくはない)、敵を倒すきっかけをDASHやマックスに与える、という展開にしてもよかったと思う。
 どうも未だに「三池崇史ショック」の影響で、ついキビシメに番組を見てしまうが、そこそこの出来をキープしてはいるんだよね。熱くなりすぎないように気をつけよう(笑)。


 さて、今年も「現代用語の基礎知識2006」(自由国民社)が発刊されたが、昨年の新語として、「はてなダイアリーキーワード」から選んだ105語が掲載されているということである。

>「ツンデレ」「萌え属性」といったオタク用語や、「テラワロス」など2ちゃんねる用語、「ささやき戦術」など耳慣れないものまで、選ばれた言葉は多彩だ。

 ということであるが、掲載されているオタク用語、私は殆ど使っていないのである。もう私は「萌え」って使う人間とは人種が違うというか、そっちがオタクなら私はオタクじゃないし、私がオタクならあっちはオタクと認めないと、二者の間にはマリアナ海溝より深い溝があると思ってるから。
 別に、ジャーゴンそのものがいけないというつもりはないのである。昔からオタクは仲間意識を高めるためっつーか、平たく言えば「気取ってたい」ためにこの手の言葉をやたら開発してきている。それが逆に「オタク」と揶揄される原因の一つにもなってしまったわけだが。
 こういう「新語」は自然発生的に生まれるのが常であるが、昨今のオタク業界での新語発生率はいささか尋常ではない。ちょっと引っかかりがあれば喜び勇んでジャーゴンを作り出そうとするような、意図的なところが見受けられるのである。まあ、あれだよ、『仮面ライダー響鬼』のシナリオライターが代わった途端に、過去の作品群と照らし合わせて、「こいつならラストをこんなふうにメチャクチャにするだろう」と「最終回予想」をしちゃうような鬱陶しさと言うかね。譬えが分かりにくいか。

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11月05日(土)
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