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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■父との遭遇/『D.Gray-man(ディー・グレイマン)』6巻(星野桂)
椎名高志の『絶対可憐チルドレン』を読み返していて、ふと、キャラクターのネーミングには何か意味があるのかなあ、と考えていて、急に脳内に電撃が走った。
何だこれ、『源氏物語』じゃん!
そう、二日間、全く気がつかなかったのだが、あのマンガのキャラクター、『源氏物語』の登場人物の名前をモジって付けられていたのである。
明石 薫(あかし・かおる) → 明石君(あかしのきみ)+薫大将(かおるのたいしょう)
野上 葵(のがみ・あおい) → 葵上(あおいのうえ)
三宮紫穂(さんのみや・しほ) → 女三宮(おんなさんのみや)+紫上(むらさきのうえ)
皆本光一(みなもと・こういち) → 光源氏(ひかるげんじ)
柏木 朧(かしわぎ・おぼろ) → 柏木(かしわぎ)+朧月夜(おぼろづきよ)
桐壺帝三(きりつぼ・たいぞう) → 桐壺帝(きりつぼのみかど)
明石秋江(あかし・あきえ)&好美(よしみ) → 明石君+秋好中宮(あきごのむのちゅうぐう)
花井ちさと(はない・ちさと) → 花散里(はなちるさと)
東野 将(とうの・まさる) → 頭中将(とうのちゅうじょう)
あと、1・2巻には登場していないが、兵部京介(ひょうぶ・きょうすけ) → 兵部卿宮(ひょうぶきょうのみや)。
ネットを見ても全員の符合がよく分かってない人も多いみたいなので、一応書き出してみた。つか、ここまであからさまなのにどうして私は二日間、この事実に気がつかなかったのだ。本気でボケてきたのか。可能性を否定できない年になってきたことがコワイ。
『源氏』は「元祖恋愛育成もの」と言えなくもないから、それで「チルドレン」の育成係が皆本さんということになるわけだなあ、とその符合のさせ方に感心。でもそうなると三人娘の中で終の相手となるのは紫穂ってことになりそうだけれど。薫の性格がオヤジなのは、薫大将がオトコなせいなのか?(笑)
けれどこれで、敵対組織の名前が「普通の人々」な理由が分かった。こいつらみんな貴族だもんな。ちなみに、『源氏物語』には「磯野」や「幸楽」なんてキャラクターは出てきません(笑)。となると、これからは、六条やすみさんとか宇津瀬美子さんとか浮舟匂さんとか出てきそうだなあ。いや、楽しみだ。
『仮面ライダー響鬼』三十七之巻「甦る雷」。
殆どギャグらしいギャグもなく、シリアスに「朱鬼編」が完結。もしかしたら脚本段階ではギャグが一つや二つ、あったのかもしれないが、現場でカットされたってことも考えられなくもない。
とは言え、しょーもないギャグがなくなったからと言って、「凄く面白くなった」わけではない。つか、結局今回のエピソードはあきらの心の葛藤を描いた程度の「番外編」だったわけで、あと十何回かしか話数が残ってないってのに、何をモタモタやってやがるんだともどかしくなる。朱鬼とあきらを絡めるんだったら、朱鬼は生かしておいて、猛士の分裂を描いていく伏線にしなきゃ意味がないだろう。
でもそこまでの知恵がこのスタッフにあるとも思えないので、「平成ライダーは所詮はこの程度のレベル」と割り切って、お気楽に見るのがよかろうと思う。文句を付けようと思えば、ありきたりのストーリーだのなんだの、そりゃ、腐るほど出てくるから。
朱鬼の死に顔を見せてなお斬鬼に「美しい」と言わせるだけの現実を厳粛に受け止めさせようって度量がスタッフにあったなら「面白い」と言ってあげてもいいんだけどね。
役者さんの熱演があればこそまだ見続けているのではあるが、スタッフの首を挿げ替えてもまだこんなにストーリー展開がもたついてるのはどういうわけなのかね。
昼から父の見舞い。
休日で、特に検査もないし、主治医の先生もいらっしゃらないので、本当は見舞いを予定してはなかったのだが、朝方、父から電話がかかってきて、「今日は出かける予定はあるとや?」と聞かれたのである。
「いや、別にないけど?」
「出かける予定があるとやったら、読む本ばまた持ってきてもらおうかと思いよったとばってん……」
そんな寂しい言い方をされては、行かないと罪なような気持ちになるのである。
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10月23日(日)
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