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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■どういう風の吹流し(笑)/ドラマ『赤い運命』最終回
 イッセー尾形さんのホームページに、小倉ワークショップの三日目のレポートがアップ。
 大半は私が見ていない昼の部の説明だったので、参加できなかった悔しさが募ることは前二日のレポートを見た時と同じ。
 内容は主に年長者のKさんについてのことであるが、「目の前にあるものを言え」との森田さんの指示に、素直に「空が青いなあ」と言って、みんなに大受けした様子が報告されている。その素直さぶりをほかの人たちはなかなかマネできない。
多分、他のワークショップ参加者も気が付いていないことなのではないかと思うが、Kさんのあの「味」は、「天然ではない」のだ。
 公演初日だったか、Kさんの舞台でのお父さん役が実に堂に入ったものだったので、私は楽屋で、Kさんに、「このワークショップには去年も参加されたんですか?」と伺ったことがある。するとKさんは、「森田さんのは初めてですが、演劇活動はもう二十年もやっております」と、厳としておっしゃったのだ。
 Kさんのあの「味」は、長年の鍛錬で培った、天然のように見せかけている「演技」だったのである。それが証拠に、Kさんの「天然演技」は、三日間とも、相手役のセリフが多少変わっても、即座に絶妙のタイミングで返されて、観客に受けていた。「こう言えば受ける」という計算がちゃんとなされているのである。
 何と言えばよいものやら、つくづく、凄い方たちと舞台を作ってきたものである。昼の部から参加していたら、きっとKさんとも一緒に組んでみたいと思っただろうが、いかんせん、悲しきはハタラキバチのこの身である。こういうときはしげのような主婦が羨ましいと心底、思う。
 レポートには練習中の写真もアップされているのであるが、殆どが昼の部の写真なので、私は映っていない。東京のグータロウ君が、レポートを見て、何を勘違いしたのか、「映ってたねえ」とメールを送ってきた。どうやら、映画館のシーンでしげと組んだTさんを私と勘違いしたようなのである。
 まあねー、Tさんも私も、同じようにメガネかけてて太ってるからさー、似てるっちゃ似てるんだけどさー、ぶっちゃけ(笑)グータロウ君はムニの親友だと思ってたのに、まさか他人と間違えられるとは思ってなかったんだよねー。どーせその程度のヤツだとしか思われてなかったんだなーって思うとさー、なんかショックっつーかさー、超ブルー?って感じー。フンだ。
 というのは冗談だが、一応、このウラミツラミは一生忘れないので(笑)、そのうち何か代償を求めてやろう。まあ、娘さんが大きくなったら人身御供に差し出して、メイドカフェで働かせて貢がせるから覚悟しろとまでは言わないので安心するように。


 紀宮さまのご結婚がいよいよ近づいているせいだろう、「車の仮免を取られた紀宮さま」とか、ニュースもあれこれと喧しくなって来た。正直、そんなんまでニュースにしようってマスコミの姿勢が私にはよく分からない。国民はそこまで皇室のプライベートを知りたいと思ってるわけじゃないと思うんだがねえ。「紀宮さまは車の免許を持っている」なんて、トリビアにすらならんだろう。
 紀宮さまに対して、国が支給する「持参金」(正式には「一時金」というそうな。どうして「持参金」と言わないかは何か意図がありそうだが、これもよく分からない)が、限度額の1億5250万円とすることが決まったとか。
 テレビニュースでは、「そんなに貰えるんですか!」とビックリして羨ましがるサラリーマンの姿が映し出されたりしていた。確かに、庶民にはそもそも「持参金なんてない」状態でヨメに行く人も多かろうから(うちのしげがまさにそうだな。全くの無一文で転がり込んで来たぞ、あいつは)、そういう反応が出てもおかしかない。けれど、この金額、皇室関係者の持参金としては決して高いとは言えないと思うのである。だって、税金から払われるったって、国民一人あたりの負担は一円程度なんだよ? 我々は一円すら、出し渋らなきゃあならんのかね。
 審議会では、「東京で一戸建ても買えない額は少ないのではないか」という意見も出たそうだが、貯金したとしても、一億五千万程度の額では利子生活は無理である。皇族を離れた方の老後までを保障した額だとはとても言えないだろう。

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10月06日(木)
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