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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■次回公演、始動・・・かな?/DVD『トニー滝谷』
三連休の第一日。
まとまって台本を書けるのが今日明日くらいしかないので、ひたすらパソコンに向かう。いつもなら、現実に芝居を打てるまではタイトルも中身も伏せておくのだが、今回はいささか勝手が違う。何たってp.p.p.劇団メンバーが殆ど出演しないという、前代未聞な事態に陥っているのだ。
全くみんながみんな「裏方しかしたくない」なんて劇団があるものか、というよりはよくここまでこんな劇団が持ってたもんだと思うのだが、やる気のなさをいちいちあげつらったって仕方がないのである。「ショー・マスト・ゴー・オン」であって、一度立てた企画をそんなに簡単に流すわけにはいかない。だいたい製作のしげ自体、やる気があるのかないのか分からず、いつものごとく頼りない限りであるのは、キャスト募集を本気でやってる気配がないからだ。知り合いに声かける程度で人がそんなに集まってたまるか。
しようがないので、執筆中の脚本の一端はここでご紹介することにしたい。ご興味のある方は男女を問わず、私なり、劇団ホームページなりにご連絡を入れていただけると嬉しいのである。
タイトルは『デモクラシーの拾弐人』(仮題)。
レジナルド・ローズの戯曲『十二人の怒れる男』はご存知の方も多いだろうが、日本では馴染みのない「陪審員劇」の傑作である。これを日本に持ってきたのが筒井康隆の『十二人の浮かれる男』や三谷幸喜の『十二人の優しい日本人』であり、つまり和風「陪審員もの」は一つのジャンルとして成り立っていると言っていい。
これを大正デモクラシーの時代を舞台として、博多・中洲にある明治時代の建造物を残した「赤煉瓦文学館」をそのまま劇場として利用して芝居を打とう、という発想をしげが思いついたのが企画の始まりなのである。
舞台美術に関しては何しろ「本物」である。これくらい臨場感のある舞台はない。あとは台本の出来とキャスト次第、ということなのだが、いかんせん、p.p.p.の連中が殆どびびっちゃったおかげで、未だにキャストが全員決まらない。このままでは私まで出演しなければならない事態に陥りそうな気配なのだ。
もちろん台本ではこの基本設定以外にも様々な「仕掛け」を施している。現段階ではさすがにそこまで公開するわけにはいかないのだが、上手く仕上がればこれはもう間違いなく面白くなると断言できる。しかし、役者が集まらなければ全ては机上の空論に過ぎなくなるのだ。
福岡近辺にお住まいの方で、芝居に興味があって、土・日に比較的自由に動けて、来年三月ごろに暇を持て余している方なら、男女・年齢・経験を問わず誰でも結構です。一緒に舞台を作りましょう。
脚本は鋭意執筆中です(笑)。
台本ばかり根を詰めて書いていると、やはり息切れがしてくるので、時々ネットで先日の舞台、『イッセー尾形とフツーの人々』の感想を探してみる。
新宮版は評判が悪いものが多い。「所詮はシロウトの演技」との感想が目に付く。
それに反して、小倉版は意外なくらいに評判がよい。「シロウトとは思えない」なんて望外な好評すらあるほどである。
同じようにシロウト参加のワークショップであるのに、この差はいったい何なのだろうか?
一つヒントになるのは、小倉ワークショップに、新宮の人たちが参加して、ちょっとしたスケッチを演じて見せた時のことが参考になると思う。四日目、公演直前のことであるが、既に舞台装置が設置されて、最後のツメの演技が披露されていたときのことである。新宮での経験がきっかけになってお芝居に「目覚めた」のだろう、中年のお二人が小倉でも、と舞台に上がって「会話」を始めたのだが、これが全然面白くなかったのである。
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09月23日(金)
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