ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491661hit]
■「『創氏改名』は嘘ですから」は嘘ですから/『メンタル三兄弟の恋』パート2
(昨日の続き)
「リフトの上の3人の詩人」
途中で停止してしまったリフトの上で、することもなく3人の詩人が詩を口ずさむ。
大竹「いつ動くんだ」
きたろう「空、どうしようもなく空」
斉木「雲ただただ雲」
大竹「いつ動くんだ」
斉木「今、我ら詩人にできることは、詩を作ることだけ」
きたろう「ここが宇宙の入り口かもしれない」(「出ちゃったね詩が!」と斉木が誉める)
斉木「このリフト 僕のタイムマシンさ」(二人、「だせえ」と嘆息する)
大竹「リフト・イズ・デッド リフトは死んだ」(「何言ってるんだ」と自分突っ込み)
斉木「ほどほどにねえー」
大竹「何してるんですか?」
斉木「溶かしているのさ、言葉を。ちっくたっくちっくたっく、ぼーんぼーん」
大竹「銀河鉄道のリフト」
きたろう「リフトは釣り針 俺たちは餌」
斉木「リフトは山の回転寿司 俺たちは寿司」
きたろう「リフトはクレーン 俺たちは景品」
大竹「いつ動くんだ!」
斉木「今、詩人にできるのは、詩を作ることだけ」
大竹「空にピン止めされた 老人コレクション まだ三体 今ほしい 永遠のように長い 一本の針金」
きたろう「針金ならば5メートルあれば アトモスフィア」
大竹「(きたろうに)おまえの背中は小作農」
斉木「俺の背中は航空母艦」
大竹「お前の肩 ショルダーバックがなぜ落ちる 背中の丸みは縄文人」
斉木「お前の背中 今すぐ見たい」
大竹「お前の背中 カナブンみたい」
斉木「カナブンよ 今すぐリフトのスイッチにぶつかるがいい」
大竹、すぐ後ろのリフトの座席が壊れるのを見て、焦って「一つおきだったらいいなあ」と歌う。もちろん、その前にいるのはきたろうさん。
斉木「一生このままだったらどうしよう」
きたろう「急にモテたらどうしよう」
斉木「今、詩人にできるのは、詩を作ることだけ」
きたろう「空、どうしようもなく空」
斉木「雲 ただただ 雲」
大竹「風」
斉木「ネピア」
きたろう「クリネックス」
大竹「スコッティー」
斉木「エルモア」
きたろう「エルエール」
大竹「バンビックス」
三人「フォクシー!」
思わず「詩」を全部紹介してしまったが、日記にポエムを載せるなら、こういう詩を作りたいものだね(笑)。
「スキル王とメンタル王」
水が吹き出ていて今にも決壊しそうな堤防を、二人の王が何とかしようとするが、どちらも帯に短したすきに長しで役に立たない。スキル王は助ける技術はあるけれど心が弱くて何もできない。メンタル王はイメージトレーニングだけで実行力がない。
虎(のハクセイ)に食い殺されかけている大竹をきたろうが救うのだが、大竹さんがいくら「助けてくれ〜!」と叫んでも、きたろうさんは「意地悪して」反応しない。おかげで大竹さんは間が持たずに「メンタル王って人はいないのか!」と叫ぶ羽目に。アドリブな意地悪だが、実際の舞台でこれをやっても嫌味にならないのはきたろうさんの芸の力というものだろう。一見、何もやってないように見えるんだけどね。
「逃げる警官」
イカレた男(中村)に襲われた二人の警官(大竹・きたろう)が逃げて逃げて熱海まで辿りつく。これも実話を元にしたスケッチだとか。
宿屋の一室でテレビを見ると、どこのチャンネルでも「恥さらし警官逃げだす!」のニュースをやっているのに、テレビ東京だけがアニメをやっているというギャグが秀逸。これは殆ど生版と変化はなし。
「定食屋のパチンコ」
店の前で、客が入るのを待っている店主の斉木。けれどちょうど「3人」が揃わないので、なかなか店の中に入ってきてくれないのである。
最後のスケッチのわりにはもう一つの出来か。
[5]続きを読む
05月25日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る