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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■トンガリさん、絶体絶命……でもなかった(ーー;)。
今日もまたまた会議であるが、今日こそは何としてでもトンガリさんをひっ捕まえようと、虎視眈々。会議があることを事前に教えりゃ逃げるし、教えなかったら(教えなかったことなどないのだが)「急に言われてもムリです」と言い訳するので、面倒なことこの上ない。ようやく職場に顔を出したと思うと、定時には帰るから、長話ができない。こちらが昼間は忙しくてなかなか顔を出せないと知っていて、勤務時間をタテに取っているのだ。このあたりの卑怯さも、トンガリさんの立場をどんどん悪くしている。
今日も会議の開始時間が遅れて、結局、就業時間ギリギリになってしまったのだが、なんとか、トンガリさんを掴まえて、不明瞭な経理について、資料を見せて問い質した。
「そんなものをいきなり見せられてもわかりません」
「いきなりじゃありません。一月前にもお渡ししてますし、先週も再度お渡ししました。御覧になってると、こないだあなたご自身が仰ったじゃありませんか。本当は全然目を通してないでしょう?」
「それは私が勝手にやったことじゃありません」
「あなたしか担当者がいないのに、誰がやったというんですか? 私たちはあなたがやったことを責めてるんじゃないんです。やったらやったで事後処理は何とかしますから、経理を明瞭にするために資料を提示してほしい、と言ってるんです。『出す出す』と言って、いっぺんも出したことがないでしょう」
「ここにこうやって資料が出てるんならそれでいいじゃないですか」
「あなたが出さないから調べたんですよ! これはもともとあなたの仕事ですよ。それにこれで全部かどうかわかりません。今後も不明な経理が出てくるんじゃないですか? 仕事はちゃんとしてくださいよ」
「それはお互様でしょう」
「お互様じゃないです! 仕事をしてないのをそんな言葉でごまかさないで下さい」
「それはどうもすみませんでした。時間になりましたので帰ります」
……仕事が出来ない人間というのもこれまで腐るほど見てきたけれども、ここまでひどいのは滅多にいない。
会議のあと、ほかの同僚たちから、「なぜあんなのをクビに出来ないのだ」「頭がおかしい。病院に入れろ」と罵詈雑言が飛びまくる。私はさすがにそこまで言うのは躊躇した。頭がおかしかろうがなんだろうが、仕事さえちゃんとしていればそれは何ら問題にはならないからだ。ここまですべきことをしないでいて、なおかつクビにならないから妙なのである。
……前々から感じていたことなのだが、なにか簡単にはクビに出来ないウラ事情でもあるのではないだろうか。これではますますそのあたりのことを勘繰りたくなるのである。
週末で、しげと映画でも見に行きたいところだが、今日はしげも仕事で一緒に行動で来ない。一人で行くしかないか、と、博多駅のシネ・リーブルに行ってみたが、いつもはやってるレイトショーが、今週は早仕舞いでないとか。もうちょっと早く来ていれば7時台の回に間に合ったのだが、同僚とトンガリさんのワルクチで時間を潰してしまっていた(^_^;)。
しかも、『ラブド・ガン』を見るつもりだったのだが、映画館の受け付けで聞いてみると、これの公開も今週までだという。ということは連休中、昼間見に行くしかないということになる。今年は見たい映画が目白押しなのはありがたいのだが、見る時間を捻出するのがひと苦労、というのは困りものである。
『下妻物語』も結局見にいけなかったが、あのカラクチ評論家の小林信彦ですら「『ニッポン無責任時代』以来のコメディの傑作」と絶賛しているのである。小林さんもトシでボケてる可能性もあるが(失礼)、実際、私の「嗅覚」にも引っかかっちゃいるのである。カトウくんも誉めちぎってることではあるし、これはもうDVDが出たら即買いするしかないかも。
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07月16日(金)
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