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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■『ハニー』、苦戦!(+_;)
 長崎の小6同級生殺人事件関連で検索をかけてきた通りすがりさんたち、昨日まではまだ200件近くいらっしゃっていたのだが、ようやく今日あたりになって50件程度に落ちついてきた。来て頂いた通りすがりさんに恨み言を言うつもりは毛頭ないが、正直な話、この程度の回り具合の方が、私としては落ちつく。
 日記にカウンターを付けるかどうか、日記を開いた当初はおよそ30秒くらい(^.^)迷いもした。「ためらい」の原因は、日に何人お客さんが来てくれるものか、いちいち気にかけるのも気苦労だなあ、と考えたからだが、付けないなら付けないで、あえて来客数なんか気にしてないよって感じのポーズを取ってるみたいでみっともない気もした。まあ機能があるなら使わにゃ損かと思い、さして深くも考えずに結局は付けてみたのだが、こんなふうに何かの事件に対するネットでの反応の仕方が分かるようになるとは思ってもみなかった。いや、面白い。
 もっとも、この怒涛の一週間のおかげで、アッという間にカウンターが76000、77000、78000と回ってしまい、キリ番をゲットしたのが誰なんだか分らないばかりか、まだまだ随分先だろうと思っていた80000ヒットが意外に早くやって来そうな気配になってしまった(それでもまだひと月くらい先にはなりそうだが)。80000ヒットまでにはもちっと面白いコンテンツの企画が立てられないものかと思っていたのに、アイデアを練る前に数字が追いついてきそうである。

 事件後の報道も、一週間も経過すれば、「こんなことまで現段階でいちいち掘り起こして報道せんでも」という類の情報も増えてくる。「事件直後、教師たちがどのように動いたか」なんてのはその最たるもので、気が動転した教師たちが、現場に群がろうとする生徒たちを一部制止しきれずに、凄惨な状況を覗かれてしまったことをさも重大な「過失」のように報道している新聞があったが、そんな追及は、ジャーナリストか作家があとでレポートを1冊にまとめる際にコメントすればよいことである。昨日の加害者女子の作文に、識者とやらに無理矢理コメントを付けさせたりするのもその一例で、総合的な分析がなされない段階でのそういった報道は、情報の精査が全く行われていないどころか、何をどう何のために報道したいのかが全く見えなてこない。「ともかく報道」というほどに世間は情報に飢えちゃいないと思うのだが。当該の女子は、精神鑑定されることが正式な決まったようで、この事件についてまた何かを考えるのならば、その結果を待ってからで充分だろうと思う。


 映画『キューティーハニー』の興行成績が振るわない。
 先週、初登場でなんとか7位に付けてはいたものの、同時期公開の『クリムゾン・リバー2』『下妻物語』の半分以下の成績で、しかも今週は早々と圏外に消え去ってしまった。一般客がつめかけた『CASSHERN』とは好対照で、劇場に足を運んだのはオタクばかりということか。いや、最近のオタクは「どうせDVDを買うし」とかで劇場に足すら運ばないヤカラも多かろう。パート2が作られるためには、ホントにDVDが売れてくれなきゃしょうがない、という事態になりそうだ。
 どうにも実感せざるをえないのは、やはりオタク的趣味ってのは決して一般的には好かれちゃいないということである。今、40代を越えるオタクたちはこぞって「かつてオタクがいかに迫害されて来たか」を語って、「現在、これだけオタクが認知されてる状況は幸せだ」と主張しているが、表だった批判が減っただけで(そりゃあ、社会の中枢に少なからずオタクが存在していれば、批判はしにくかろう)、一般の反感や嫌悪感は潜在化しているように思う。表だって現れる弾圧に対してならば、正面切って戦うこともできようが、潜在化した勢力に対しては、オタクたちがいかに理論武装し、論陣を張ろうとも、暖簾に腕押しだ。
 なにが悔しいって、『踊る大捜査線』以降、『トリック』、『木更津キャッツアイ』など、オタクテイストの高いドラマのヒット、映画化が続いているにも関わらず、それはどこか適当にオタクネタを散りばめただけの、「上澄みを掬っている」作品にすぎないという印象が拭えず、肝心のオタクの心臓ど真ん中ぶち抜きな『ハニー』などが苦戦を強いられていることなのだ。

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06月09日(水)
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