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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■ダンボールの迷宮/『新世紀エヴァンゲリオン DVD−BOX』
 昨日の劇団の練習に、久々にC−1藤田くんが来ていたのだそうな。
 借金だらけのはずなのになぜかワンボックスカーを買ったという藤田君にせがんで、しげ、その車に乗せてもらったのはいいのだが……。
 まず、後部座席に乗ろうとして、ドアが開かない。鴉丸嬢のか細い腕では全然ビクともしない、しげが渾身の力をこめて、「ええい!」と開けて乗りこんだはいいが、今度は降りるとき、固く閉ざされて内側からどうやっても開かなくなってしまった。しかたなく其ノ他くんが、外から男の子らしさを発揮して、なんとか開けたそうである。
 「でね、車の中が凄かったとて」
 「どんなふうに?」
 「内装がね、ダンボールなんよ!」
 「はあ?」
 「天井の布張りが剥げてたからそこに手を突っ込んでみたらね、中はダンボールやったと!」
 ……私は世間の車に詳しくないのだが、もしかして、車はみんな内側にダンボールを張っているものなのだろうか。ベンツもフォードもクライスラーも。


 今日も雨がパラつき。
 職場に電話をして、眼科に行くことを伝える。
 同僚にやりかけの仕事など頼むが、欠勤の理由が「風邪」とかだと、露骨に「その程度で休むのかコイツは」って感じの反応が返ってくるのが常だが、「網膜剥離」だと、「無理しないでどうぞゆっくりお休みください」って感じになるのがおかしい。病気の軽重でサベツしちゃいかんな。本人にとっては仕事にならん点では同じなんだが。

 今日は病院までしげに送ってもらえる。
 検査の結果は、とりあえずレーザー治療はうまくいっているとのこと。穴が広がるのはなんとか防げているようである。
 主治医からは「また一週間後に来て下さい」と言われたが、これから毎週、点検しないといけないんかな。
 ふと小さな黒いものが目の前を横切るので、虫かと思ったら、例の首吊り紐なのであった。コバエが目にたかってるような感じで、なんだか眼球が腐っていくような錯覚にとらわれてしまう。精神衛生上、あまりよくないのである。これもレーザーで焼いちゃうことはできなかったのだろうか。
 しかし、私が虫嫌いでなくてよかった。これがよしひと嬢だったりしたら、目の前にしょっちゅう蜘蛛がぶらさがってきてるように錯覚して、悲鳴を上げてたとこだろう。
 受付で、一昨日は手元不如意で払えなかった治療費を払う。保険でなんとかならんかと思うが、証書がどこに行ったか覚えてない。病人がこういうことに杜撰では損をするのである。

 帰りがけ、「ビッグボーイ」で遅めの昼食。
 二人とも同じランチを頼む。いつも絶対に私のと違うメニューを選びたがるしげにしては珍しいことである。手ごねハンバーグにチキンと豚肉のしょうが焼きが付いて680円。ボリュームがあるのにまあまあリーズナブルだ。
 サラダバーを覗いてみると、なぜかウドンがある。普通はスパゲティだろう。もしかして、パスタと間違えてウドンを注文しちゃったのか。……んなわけないな。けど麺つゆもないのにどうやって食うのか迷っていたら、しげが「ゴマダレかければ?」というので試してみる。
 ……辛くて食えたものではない(>_
06月30日(月)
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