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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■ヨッパライがいたゾ/DVD『サイボーグ009 第2章 地上より永遠に2』/『帰ってきたウルトラマン』vol.6
 遠いお空ではドカンドカンやり始めたらしいが、仕事はしなきゃな。
 職場で昼どき、「始まりましたかね?」と同僚の一人に聞いたら、「なんか始まったみたいってニュースで言ってましたがね」との返事。
 ウチの職場、テレビもないしラジオもない(新聞はある)。もちろんその手の類のものの持ち込みも認められちゃいないんだが、この人どうして知ったか。
 カマかけに引っかかりやすい人だなあ。

 戦争はもう、勝手にやっちゃっててください、という心境なのだが、これのせいでテレビ番組が流動的になったり、本来もちっと大きく扱われていたはずのニュースが囲み記事になっちゃったりするのが困るんである。
 香ばしいニュースがいろいろとカットされてる気がするなあ。

 何だかここんとこ早出の仕事が増えてきてるしげである。
 食事の時間も取れないと言うので、「なんでそんなに早く出なきゃならんのだ?」と聞く。勤務時間は8時からだと言うのに、6時には出てなきゃならんというのはいくらなんでも早出が過ぎやしないか。
 細かい事情はよくわからんが、物品の搬入、受け取りを早めにして置かないと、夜、客が増えて忙しくなってからだと間に合わないらしい。なんかパソコンの準備もどうたらとか言ってたな。
 でも、仕事が忙しいのは仕方ないとしても、帰りも遅くなって朝までカラオケなんかして遊んで、家事ほっぽらかしじゃあ言い訳にならんだろう、と突っ込んだもんだから、またもや口論になる。口論しても、結局謝るのはしげなので(だって実際、家事なーんもしとらんし)、ケンカするだけ無駄だと思うのだが、全然懲りないのである。
 「なんね、謝ればいいとね?」なんて憎まれ口さえ叩かなけりゃ、「がんばれよ」くらい言ってやるんだがなあ。
 あ、今気がついたけど、私、しげに「がんばれ」って声かけたこと、結婚して以来一度もないなあ。いや、これは別に「がんばれ」なんて気休めにもならんキレイゴトを愛する妻に向かっては言いたくない、なんてことではなくって、しげががんばったことなんて一度もないからなんだが。
 どうして「忙しくて家事できなくてごめんね」ってヒトコトが言えないかなあ。「悪かった」って気持ちさえ表してくれりゃ、別に私だって怒りゃしないのである。
 「ウソ、絶対怒るもん」
 「怒んないよ。実際おまえが素直に謝ったときには怒ってないし。おまえ、記憶力ないから怒られたときのことだけ覚えてて、怒られなかったときのこと忘れてんだよ」
 「オレが忘れてるときのことを証拠に持ち出されても、オレわからんやん! そんなんズルいやん!」
 「どこがズルイか! 忘れてるおまえが悪いんだろが! そうやってさあ、自分が馬鹿なのをまるでオレの方が悪い、みたいな言い方するの、いい加減でやめてくれん?」
 脳ミソ膿んでるやつに何言っても無駄かという徒労感はあるのだが、言わなきゃこの馬鹿、ますます増長するし、言うしかないのである。 
 なんでしげが素直になれないかっつーと、しげが自分で自分のことを「そういうキャラクターじゃない」と規定しているからである。「素直になること」=「相手に負けること」って図式が脳にインプットされてるんだね。負けず嫌いなのはわかるんだが、だからって、私に対抗するためにどうしてあえて「家事も出来ない馬鹿妻」を演じなきゃならんのか。私を見下したいなら、家事もなんでもこなすスーパー奥さんになって、「この家を取り仕切ってるのは私なのよ、おーほほほ」とやれば私はヘイコラするしかないのである。しろよ。
 馬鹿やってたって、自分だって損するだけだろうに(なのにやってるから、心底、馬鹿妻なんだが)。
 素直に謝りゃ、家の近くで落としてもらって、小遣いくらいやろうかと思ってたんだが、やめた。不貞腐れた罰に、博多駅まで送らせる。仕事に行くのが遅れるんだろうが、遅刻になるわけじゃない。早めにやらなきゃなんない仕事は猛スピードで片付けりゃいいのだ。自業自得。

 バスセンター上の紀伊國屋書店でDVDと本を買った帰り、「バスチカ」のラーメン屋でチャーシューメン。例の餃子激マズの店だが、ラーメンは下の上くらいで、まあ食えなくはない。替え玉したら確実に胃にもたれるが。

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03月20日(木)
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