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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■爆走I/薨去と逝去/『名探偵コナン』39巻(青山剛昌)/『一番湯のカナタ』2巻(椎名高志)
しげ、仕事が早出ということで、今日も食事は一人。
仕事帰りにウチの近所の「中華そば」で落としてもらう。ここ、以前「マルちゃん」ってうどん屋があったとこなんだよね。できたと思ったらあっという間に潰れちゃったけど、1年持ったんだったかな?
さあ、「中華そば」は何ヶ月持つか(^o^)。
店の名前にもかかわらず作ってるラーメンは九州トンコツ味。中華そばじゃないじゃん、なんて感じるのはもうオールドタイプ。でもトンコツばっか食ってる若い博多人の舌も、とうの昔に豚になってる気がするがな。
帰宅してテレビで『オヤジ探偵2』、続けて『逮捕しちゃうぞ』を見る。
特に感想はなし。しなきゃならんか『逮捕』に。
ニュースで突然、高円宮憲仁(たかまどのみや・のりひと)さま逝去の報。
最初は「心肺停止状態」で病院に運ばれたってことだったんだけど、すぐに「逝去」と言い替えられた。ものの十分としないうちに、画面に生前の映像が続々と映し出される。まるで準備してたみたいだが、多分皇室関係の映像は常に分類され、すぐ取り出せるようにしてあるんだろうな。
享年47。港区のカナダ大使館でスカッシュをしている最中に突然倒れ、病院の集中治療室(ICU)で人工心肺装置を使い心臓蘇生措置がとられたが、手遅れだったという。
本当の急逝で、テロップでは「急逝」「逝去」の文字が躍るが、宮内庁発表だけは「薨去(こうきょ)」という言葉をはっきり使っていたのが印象的。さすがに昭和天皇のときはメディアも「崩御」オンリーだったが、ただの皇族の場合はできるだけ穏便な表現にしておこう、という配慮なのだろう。天皇は未だに敬称が「陛下」だけど、もう皇太子は「殿下」じゃなくて「さま」になってるものな。
マンガ、青山剛昌『名探偵コナン』39巻(小学館/少年サンデーコミックス・410円)。
えー、今まであまり『コナン』のことをよく書いてきませんでしたが、まあ稚拙ってだけのことで、腹まで立てちゃいなかったんですね。
でも今巻はいけません。ルール破りです。某作家の某有名作品のトリックをバラしてます。別にその作品を引用しなくてもドラマは成り立ちますから、これは作者の青山さんのれっきとした罪です。
いっぱしのミステリファンなら、この作品読んでないってことはなかろうからいいじゃないか、という言い訳は通用しません。『コナン』の読者層はミステリに触れたばかりの小学生も含んでいます。
雑誌連載時に苦情はなかったんですかね、もし来てたら描き換えくらいできたと思うんですが、来なかったんでしょうね。ということは、『コナン』読んでる人間の中にもミステリファンはいなかったってことなんですかね。このままアニメにもなるんでしょうねえ、多分。
初心者向けに勧めるには『コナン』もまあいいか、という気分でいましたが、もう断言しちゃいます、『コナン』はミステリとしてはクズです。読む価値ありません。『金田一少年』より『探偵学園』よりひどいです。小学生のみなさん、そろそろ『コナン』は卒業して、もっといろんなミステリ読みましょうね。
……なんか久しぶりで本気で腹立ったなあ。もう遠慮はいらないや、この次の巻から『コナン』に関してはネタバレでトリックの批判してやることにしようっと。
マンガ、椎名高志『一番湯のカナタ』2巻(小学館/少年サンデーコミックス・410円)。
おもしろくなってきたのに本誌では打ち切りが決まっちゃったそうな。全く『コナン』みたいなクズが連載続いてて椎名さんが打ち切りか……サンデーの読者、目がないな。
まあ、欠点があるのは解るけどね、リョウやカナタを初めとして主役たちに魅力がなかったから、ワキキャラに頼るしかなかったんだよね。でもそれって本来本末転倒だもんね。
明らかにテコ入れキャラのワネット姫(宇宙船がマリーアント号だ(^o^))、欲望の塊でまさに美神令子直系キャラ、強烈なんだけど、強烈過ぎてますますカナタの影が薄くなってやんの。こりゃ打ち切られるわ。
11月21日(木)
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