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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■芸のためならって問題でもないんだけど/DVD『アベノ橋魔法☆商店街』3巻/アニメ『サイボーグ009完結編』
朝は爆睡。起きたらまた昼の12時である。連休はどうしたって気が抜けるなあ。
もう最近はハナちゃんがどんなトラブル起こしてるかもわかんなくなっちゃってるよ。ライダーはもう13人分ったのかな。羽田さんまだ下手なトーク続けてるのか。ぴたテン、少しは作画マシになってないかなあ。
そろそろ朝ちゃんと起きて、午前中のうちに原稿書いたりホームページの準備をしたり、建設的な生活をしたいものだが。
『アッコにおまかせ』を何気なく見ていたら、水沢アキが17歳当時、森本レオにレイプされたのを激白したとか。30年前ってことだからもう彼女も47歳か……遠い目(いや、若い頃はいろいろおセワに)。一見、清純派に見えるんで、ウチの親父なども隠れファンだったのだが、実は結構若い頃から2時間ドラマなどでレイプされる役など演じてたのである。心にキズ持っててよく演じられたなあ。
事件の経過は、本人の談によれば、当時、毎日テレビのドラマ『夏に来た娘』で共演していた森本に「演技指導してあげるから」と言われて、自宅へ招かれたところ、フトンが敷いてあって押し倒されたということである。今になってどうして告白したかというと、最近、森本の不倫騒動が報じられて、自分と同じような目に合ってる人がいるのを考えたらガマンできなくなって、ということだ。
突然30年前の古傷をえぐられた森本レオの方は、「オトナの付き合いでした」とレイプを全面否定。なんだか初めから真相は藪の中って感じだ。
普通ならレイプの報道ということになれば、加害者である森本レオ、ケシクリカラン、ということになりそうなものだが、和田アキ子も峰竜太もアリとキリギリスも小池栄子も(こうして並べると濃いメンツだよな)、ほぼ一方的に「なんで今さら、水沢アキ」という意見に終始している。……嫌われてるんだなあ、水沢アキ。
何しろ、「仮にレイプが事実でも時効」「森本レオが名誉毀損で訴えて、売名行為が立証されたら水沢アキのほうが罪になる」とまでフリップを用意して説明してるのだから、念が入っている。
確かに、これまでレイプの事実を「黙っていた」ということは、本人の体と心の傷がいかに大きかろうと、客観的にはそのレイプの事実を「許容していた」と見なされても仕方がない面がある。言っちゃなんだが、その30年の年月の間に、水沢アキの心の中で合意の行為だったものがレイプにすり返られた可能性だって否定はできないのだ。人間の心って、それくらいの記憶操作は簡単にする。
ただ、和田アキ子たちが水沢アキに対して怒りを露わにしているのは、必ずしも彼女の告白の信憑性を云々しているわけではないようだ。和田アキ子はいつものかるーい調子で(でもドスは利いた声で)「私なら、レイプされてても30年経って言ったりしないな」と発言していた(もちろん「するほうじゃん」とのツッコミあり)が、そのウラには、大なり小なり、自らの身を犠牲にして今の立場を築いてきた芸能人としての呪詛が篭っているように思える。なんか呪詛なんて言い方をするとえらく重く聞こえるかも知れないが、やはり芸能界、特に役者の世界は「体張ってなんぼ」の世界なのである。法がどうの、女性の権利がどうのと言ったようなキレイゴトなんて通りゃしない。やはり映画版『Wの悲劇』での三田佳子のセリフ、「あなただってカラダ使いませんでした?」ってのは真実であるのだ。「たかがレイプごときでなぜ騒ぐ」、これが口にこそしないが、芸能人たちの一般常識なのだろう。
これが、告白したのが一般の女性であったなら、たとえそれが売名行為であったとしてもこういった反応は少なかったのではないかと思う。「シロウト女を犯して捨てた悪いヤツ」という、森本レオに対するダメージのほうが大きかったのではないか。なんで被害者である水沢アキのほうが槍玉に上げられるかというと、つまりは彼女が30年間、役者として一歩も進歩してこなかったということが、今回の告白でバレちゃったからなのだ(水沢アキって役者だったの? という声も聞こえてきそうだな)。
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10月13日(日)
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