ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491718hit]

■爆走……できねーなあ(^_^;)/『スーパーロボット烈伝』(石川賢)/『光の島』3巻(尾瀬あきら)/『黒ベエ』1巻(藤子不二雄A)ほか
 短くするとか言いつつ、また長くなってきてるぞ、書き出したら止まらない悪い癖だ。
 しかも休日だからDVDとか見まくってるし。こんなん全部感想書いてたら、原稿用紙が何10枚あったって足らんわ。できるだけ短めに書こう。できるのかホントに。

 朝寝したあと、DVD『刑事コロンボ』祭(^o^)。
 『野望の果て(Candidate for crime)』。
 原題は「犯罪立候補者」。あまりイキなタイトルではないね。概してコロンボシリーズ、邦題の方がうまい付け方をしてる。民放に移ってからはちょっとダサくなるけど。
 上院議員候補の犯人役を演じるのはジャッキー・クーパー。30年代、子役で有名ってことだけど、『チャンプ』とかに出てたんだね。私ゃリメイク版しか見てないけど。昔はこの人と、『チャップリンのキッド』のジャッキー・クーガンの区別がついてなかった。そういうことは映画ファンでも多いらしいので恥じゃない……ということもないが(^_^;)。
 子役は大成しない、というジンクスは東西共通のものらしく、この人もパッとしない時があったらしい。けれど、本作やクリストファー・リーブ主演の『スーパーマン』シリーズでホワイト編集長を演じたりと、ちょっとクセのある演技をするようになってカムバックした。その時代しか私は知らないので、なんだか大仰な人だなあ、という印象しか私にはない。
 悪徳政治家をコロンボが罠にかけていく様子は溜飲が下がるが、こんなバカに投票していいのか、とか思っちゃうな。声優は珍しくも中谷“弥七”一郎。コロンボシリーズは、日頃、声優をやらないような人を起用するところも楽しい。

 『二つの顔(Double shock)』。
 銀行マンと料理家の双子の二役を演じるマーティン・ランドー、こういう複雑な役のオファーはやっぱり『スパイ大作戦』(『ミッション・インポッシブル』のテレビ版だよ、と説明しとかないと今やわかんないよな)で変装の名人を演じてたからか。
 コロンボシリーズ初の「犯人あて」モノってことだけど、まあ、あまり工夫があるとは言えない。テレビで見たときトリックすぐ分かっちゃったし。
 コロンボがむりやりテレビ番組に引っ張り出されて、料理を作らされるギャグシーンがあるけれど、常識じゃあそんな飛び入り(しかも警察官)を許しゃしないよな。シリーズを重ねると、コロンボの別の一面も出そうと、こういう無理が生じるシーンを作ることも多い。ギャグがうまくハマると『逆転の構図』の救護施設のシーンみたいな名シーンも生まれるんだけどね。

 『意識の下の映像(Double exposure)』。
 原題はもともと「二重露出」の意味だけれど、これは当時まだ“subliminal”という単語が耳に新しかったからタイトルとしては意味不明、と思われるのを回避するためだろうな。実際私もこれで初めて「サブリミナル効果」の存在を知った。邦題も今だとなんだかまどろっこしい。
 サブリミナル効果については、本当に実効性があるのか疑問視する声の方が大きくなってるけれども、トリックとしては決して悪くない。「本人に喉の乾きがなければ、フィルムのひとコマにコーラの写真を挿入しても効果はない」ということは押さえてあるので、どうして被害者だけに効果が現れたかの説明になっているからだ。物語の中での整合性があれば、トリックは成り立つんである。
 犯人役のロバート・カルプはコロンボシリーズの常連で三度も出演しているけれど、今回の役が一番いい。
 ラストでトリックを見破られたあとも、自ら恃む思いに笑みを浮かべる憎々しさ。アチラで「理想の犯人役」と評されたのも分かる。声は毎回、梅野泰靖(『ラヂオの時間』のマネージャーさんですな。邦画ファンには『幕末太陽伝』の若旦那、と言ったほうが通りがいいか)がアテてるけれど、張りのある生意気な感じがいい味を出してる。


 アニメ『サイボーグ009』第41話「悪夢の未来」。
 作画がえらくイイと思ったら久しぶりの紺野直幸さん。この、紺野さん以外の作画がヘタレってのが本シリーズの一番のネックなんだよな。
 なんだか未来の描写がまんま『ターミネーター』なのが気になるが、ブラックゴーストが未来も存在してるってのは、『ヨミ編』ラストへの伏線かも。



[5]続きを読む

08月04日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る