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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■ヒミツ、ヒミツ、ヒミツのしげ/『クロサワさーん! 黒澤明との素晴らしき日々』(土屋嘉男)
しげがソルボンヌK子さんプロデュース、春風亭昇輔さん筆のネームプレートストラップを注文したらしい。
寄席文字(勘亭流ってやつだね)で書かれたカッチョエエものなので、私もほしいな、と思ってたのだが、給料日前なのでちょっと待っていた。
……抜け駆けしやがってよう。~凸(-~~- )
けど、天然マヌケのしげ、応募要項で「郵便振替で」と明記してあるのに、なぜか定額小為替で申しこんだらしい。……どういう間違え方だ。
ちゃんと対処してもらえるかどうか分らないけれど、ダメだったらン千円ドブに捨てたことになるのかな。
帰宅すると、私宛てにNiftyから郵便が。心当たりがないので首を捻っていると、しげが横からサッと手を出して取り上げる。
「……何だよそれ?」
「Niftyにアンタの名義で新しいIDを頼んだの」
「なんでまた?」
「ホームページ移転しようと思って」
「は? どうして?」
と聞いても既にしげは歓喜のダンスを踊っていてアチラの世界に逝ってしまっている。……こうなるともう、私の声は届かない。
全くストラップの件といい、私にヒミツでいろいろやってるよな、しげも。そのくせ私がヒミツを持つことは徹底して嫌うのだから、人間の格が低すぎるというものである。
しげが劇団のホームページを開設して2年、私がそこから抜けてもう1年以上になる。正直な話、内容の更新は殆どされていない。
パソコン持ってるスタッフが殆どいないというのもネックではあるのだが、持ってるメンバーも、積極的に参加しようとはしなかった。……やる気ね〜よな、みんな。
こういうものは強制して何とかするものではないので、私もさりげなくしか注意して来なかった。余りにさりげなさ過ぎたのか、おかげで誰にも伝わっていない(^_^;)。
ホームページも目先を変えて、心機一転、というつもりかもしれないけど、外見変えたって、中身が変わんなきゃ、どの程度効果が上がるものかねえ。……しかしなあ、10人以上スタッフがいるってのによ、電脳環境に対応しようってやつが殆どいないって、どういうわけなのよ。
夕方、くてっと寝たら、そのまま5時間ほど爆睡。
12時過ぎに目覚めて、あちこちネットサーフィンしたけれど、またもや睡魔に襲われる。
しげがネットを使い始めたので、交替して横になったらそのまま落ちる。で、朝まで目覚めず。通算したら10時間くらい寝てるぞ。何をそんなに疲れていたのだろう。
土屋嘉男『クロサワさーん! 黒澤明との素晴らしき日々』(新潮文庫・540円)。
単行本が出た時、買おうかどうしようか随分迷ったけれど、待っててヨカッタ。
著者について特撮ファンに説明するのは野暮というものであろう。
ミステリアンでありX星人であり、なんといってもガス人間第一号である。
地球の女欲しがったりまだ見ぬ未来に旅立ったり、八千草薫の手術に失敗して病院の屋上で延々泣き続けた人である(最後のは違うぞ)。
近年では『ゴジラVSキングギドラ』で、ゴジラとしばしキック・オフ(死語)したあと、めでたく昇天なさいました。あの映画も毀誉褒貶はげしいが、私ゃツチヤさんが出てることで結構許してるんだけどな。
ご本人はどうやら本気でUFOを宇宙人の乗り物と信じてらっしゃる方らしいので、多分結構トンデモさんではあるのだろうけれど、役者としては大好きだ。SF映画に偏見なく出演されてるってだけで、嬉しくって仕方ないよ。
でも、SFオタクのみなさん、この本で特撮系の話を期待はしないようにね。確かにちょっとは本多猪四郎・円谷英二の特撮コンビの話に触れたりはしてるけど、オタクにとっての目新しい話はそれほどないから(黒澤明が決して『ゴジラ』シリーズをバカにしていなかった話などは面白かったが。やっぱりクロサワは凄いよなあ)。
タイトルが示すとおり、これは『七人の侍』を中心とした、土屋さんが黒沢家に寄宿していた時の思い出を綴ったものなのである。
黒澤明クラスの人間になると、その評価を下すことは容易ではない。
百人百様というより、誤解が誤解を生んでいる面も少なくないだろう、と推察される。
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04月10日(水)
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