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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■食って寝て食って歌って/ドラマ『エスパー魔美』第1話/『ピグマリオ』7巻(和田慎二)
 仕事は午前中のみ、昼飯をどこで食うかでしげと揉める。
 「スタミナ太郎でいいんじゃない?」
 と私が言うと、「ホントはスタミナ太郎好きなん?」と言われる。
 そりゃ、千円以内で食べ放題なら魅力だよ。特にこう鬱が続くと、食って発散することくらいしか出来ないし。
 見た目、余り変化がないように見えるかもしれないが、それはもう、常識人として生きようとする私の修練の賜物であって(^_^;)、鬱の中に逃げこもうとする私を、もう一人の私がなんとかフォローしているのである。
 ……そうだよなあ、私がつい、しげに対して怒ってしまうのは、しげが自由にヒスを起こすのを見て、「俺はこんなにガマンしてるのに」と思ってるからなのだよなあ。
 もちろん、たいていの場合「自分だけが」と考えているのは間違いであって、相手だって相当ガマンを強いられているのに違いないのだが、そのことに気づかないのがストレッサーズである証拠なのである。
 実際、食って気分が晴れるわけではないことを知ってて食に走る状態が既に鬱。あとはひたすら寝て鬱をごまかすしかないかなあ。


 と言うわけでもないが、昼はたっぷりと睡眠を取る。
 今夜、映画を見る予定なので、途中で眠らないようにするためだ。四、五時間は優に寝て、英気を養う。
 本当に養えたかどうかはわからんが。

 夕方に起きて、NHK教育『エスパー魔美』第1話を見る。
 予告編段階で感じていたことはすべて的中。
 やっぱり個人的な感想としては、主演が魔美のイメージとは程遠い。意外にビックリしたのは、どこまで改変されるかと思っていたストーリーラインが結構原作に忠実だったこと。もちろん、画家のお父さんの前でヌードモデルになる描写はないが。
 原作者自らが、「魔美のヌードを出したのは少年マンガの限界に対する挑戦」と言い切っていたのだから、これこそが「原作の改悪」と主張をすることはできるだろう。下手にこういうことをされると、制約の少ない映画やOVAで、もっと魔美のイメージに合う女の子で、ちゃんとヌードで映像化してほしいという気持ちも起こってくるのである。
 いや、誰かにではなくて、自分でもホームビデオででもいいから藤子作品を映像化するなり戯曲にしたててみたい気は起きているのだ。無謀だってことはわかってるけど、この魔美を見せられると、どうしてもそう言いたくなる。
 オリジナルな設定で、魔美の親友が出てくるけど、これが『エイリアン9』『ナジカ電撃作戦』の井端珠里。まあ、魔美に比べりゃ遥かに顔出しに堪えてるけど、でもやっぱり動きはシロウトだなあ。……って、そりゃ14才だから仕方なかろうが。
 しかし、次の『カスミン』との間にCMが全く入らず、ビデオ録画の切り替えが出来ない。これはもう、『魔美』のほうは総集編再放送を待って録画するしかないかなあ(って、やっぱり録るんかい)。 


 今日こそは『ハリー・ポッター』を見に行こうと、6時過ぎに玄関を出た途端、しげの携帯にエロの冒険者さんから連絡が入る。
 「ぴんでんさんがこちらに来ているんですが、飲みに来ませんか?」とのお誘いである。
 今日を逃すとまたしばらく映画に行く時間が合いそうにないから、どうしようかとしげに聞いてみると、満面に笑みをたたえて「飲む!」と一言。やはり、こういう機会は逃さないのだなあ。

 エロさんのご近所の居酒屋でともかく食う。
 大人数での宴会も楽しいけれど、小人数だと、自然、周囲のことを気にしなくなるので話が自然と過熱する(人が多いと、話題についてこれない人がいないかとか、そんなことを気にしてしまうので、つい自分が喋るのを控えてしまったりするのだ)。
 「最近のバラエティはどうしてつまらないか」みたいな話題から始まって、ぴんでんさんがいきなり「コメディアンは独身に限る論」(なんだか『目黒のさんま』だな)をぶち上げたものだから、もうテンションが一気にリミッターを越えてしまったのだ。


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01月05日(土)
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