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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■私のマスコミ嫌いも根が深い/『雪が降る』(藤原伊織)/『新ゴーマニズム宣言』(小林よしのり)ほか
またもや今日も雨。
なんかこの1ヶ月、完全に一日晴れてた日なんか、二日くらいしかなかったけど、どうやらようやく今日で梅雨も開けるらしい。
タクシー代を散財するのも今日あたりが最後か。
仕事帰りに乗ったタクシーの運ちゃんに、「雨の日のほうがお客さん、多いですか?」と聞いたら、「学校の送り迎えのお子さん連れからの呼び出しが多くなりますねえ」とのことだった。
贅沢しているなあ。って私もだけど。
マンガ家の秋本治氏が第30回日本漫画家協会賞大賞受賞。
受賞作は『こち亀』。……それ以外にないよな。
受賞にケチをつける気は毛頭ない。でも、なんだか首を傾げたくなるんだよなあ。
……「協会賞」っての、つまりは「永年勤続賞」ってことなのかい?
『こち亀』をマンガとして評価しようと思うと、それは実際、無茶苦茶難しいことなのだ。
岡田斗司夫さんが『ドラえもん=こち亀』説を唱えたのは記憶に新しいが、ある状況に両さんが介入して暴走を始め、カタストロフィに至るという展開、別に『ドラえもん』にルーツを求めなくても、コントというかコメディスケッチの基本パターンなのだよな。
『8時だヨ!全員集合』のコントのラストの「屋台崩し」なんて、両さんの「派出所破壊」とそっくりじゃないか。
いや、マンネリがいけないってことじゃなくて、そのマンネリにこそ偉大なる価値があるって、審査員が考えた上での受賞なのかってことなんだよね。
更に評価が難しくなっちゃうのは、マンネリでありながらも時々とんでもない実験作を秋本さんが試みてるってことだ。
俯瞰のアングルのみでマンガを描く、上下段で違うマンガを描く、少女マンガ、児童マンガ風に描く、真っ白な画面を続ける、これだけ聞くとまるで赤塚不二夫か唐沢なをきのギャグマンガだ。内容的にも「神様」出した時点で「なんでもアリ」になっちゃってるし。
で、それを面白いと判断しての受賞なのかどうか。
秋本さんがそういう実験作を描き始めたのは別に最近のことじゃない、だとしたら、10年、20年前に受賞してたっておかしくないはずなんだが。
やっぱり「21世紀まで続いた」ってことで受賞させたんじゃないのかなあ。そのせいで、本来、今年受賞すべきはずの作品が何かオミットされてたとしたら、ちょっと問題なんじゃないかとも思うのだけれど。
夕べは余り充分な睡眠時間が取れなかったが、今日はそれほど仕事がキツクなかったので助かった。実はもうちょっとで仕事がひと区切りつくのだが(だから入院することもできるのだけれど)、それまではもうひと山くらいありそうなのである。一つ山越しゃホンダラッダホイホイってか。
帰宅して、日記を書きながら漫然とテレビを見る。
『そんなに私が悪いのか』という古館伊知郎が司会するトーク番組で、「ミスコンは女性差別だ廃止せよ」「いや、ミスコンは女性の自立を促すものだ、続けろ」みたいなバトルをやっていた。
ミスコンなんてあろうがなかろうが私にはどっちでもいいことなんだが、こういう「今あるナニナニは差別的だからなくそう」と言われてるモノについては、実はそう言ってるヤツらのほうが差別的ってことが往々にしてある。
「女を容姿だけで判断するな」という意見に対して、ミスコンの女王と言われた女性が、「容姿だけで判断するミスコンなんてない」と反論したのは面白かった。今時のミスコン、筆記試験まであるのだねえ。考えて見れば、ミスコンって、たいてい「キャンペーンガール」として使われてるわけだから、ただ立ってニッコリしてりゃいいってもんじゃない。受け答えがきちんとできなきゃダメなんだよな。例えば「ミス福岡」が福岡のことをなーんも知らんじゃ話になるまい。
言ってみりゃ、ミスコンってのは期間限定の契約社員みたいなものなのだから、それを阻害するってのは職業選択の自由を犯してるってことにもなるわな。
ミスコン反対派の女性から発せられたこのセリフがまた笑える。
「でも、ブ○って言われた時、女性がどんなに傷つくかわかりますか?」
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07月16日(月)
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