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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■疲れてるとかえって饒舌/DVD『アリオン』ほか
朝方、まだ頭がふらついていたが、がんばって仕事に行く。
でも自転車に乗る元気がない。
昼から雨とも聞いていたので、タクシーに乗る。
案の定、仕事は溜まりに溜まっていたので、やや朦朧とした意識の中、片っ端から片付けて行く。
でも、夕方になると眼が霞んで、頭の中はユメウツツ。
で、こういうときに限って会議があったりするのよ。
会議に出るときゃ私はできるだけ目立たないように自分の意見を手控えるのだが、今日は抑制が利かない。
と言うより喋ってないと脳が眠るのだ。
気がついたら一人で30分喋っていた。
しかも超早口。
古館伊知郎の喋りを延々30分聞かされてると考えてください。
会議に出ていたほかの同僚もあきれてたみたいだが、誰も口を挟めない。
最後に私がヒトコト。
「……何かご質問は?」
みんな無言であった。さもありなん。
でも、これって下らん質問させない一つの手かもな。
帰宅は8時。
しげは仕事にもう出かけたらしくすれ違い。
連日の真夏日で全身にべとべとと汗がまとわりついているので、ともかく風呂に入る。
……入ったはいいんだけどね。
湯船の底に、一つ、二つ、謎の黄色いツブが。
実は謎でもなんでもない。ヘタに変なものを想像しないように。
正体はコーンの粒である。
しげが風呂の中で食ったトウモロコシの粒が、湯船の底にたまっているのだ。
しかも何日も前に食ったやつが。
……一応言ったのよ、食べ物を粗末にするなとも、お湯を入れ替えとけとも。
でもしげの返事はこう。
「だって足の裏でコロコロしたら気持ちいいんだもん」
世界には飢えて苦しんでる人だって何万人もいるというのに。これじゃ、しげが死んで地獄に落ちたとしても誰も助けてやろうとは思わんだろう。蜘蛛の糸一本だって降りちゃこないぞ。
しげ、いい加減自分が人間としてとてもダメだということに気づいてくれよう(T_T)。
東京のこうたろうくんからお中元が届く。
ああ、こんなに毎年、気を使ってくれなくてもいいのに。
何を贈ってもらったのか、この日記の性格から言えばバラさなきゃならんところだろうが、こうたろう君、恥ずかしがるだろうしなあ。困ったなあ。
いや、とてもいいものなのですよ。しかも大量(^_^;)。
劇団のみんなに、ということだろうから、ウチに遊びに来てくれた劇団のみなさまにはお裾分けいたします。つ〜か、今度の練習になんぼか持ってけよ、しげ。
ああ、それにしても最近疲れ気味でメールも満足にお送りしてないのに申し訳ない。こうたろうくん、日記の上でってのは反則だけど、この場を借りてお礼申し上げます。
リレー小説も面白かったよ。オチをつけるよしひと嬢がのた打ち回る姿が眼に見えるようだ(^o^)。
ニュースでも見ようかとつけたテレビでつい『週刊ストーリーランド』を見てしまう(^_^;)。
うわ〜、本格ミステリーのシリーズも始まってたのね。でも敏腕警部・神宮寺麗子ってネーミング、なんとかならんか。
トリックのネタばらしは御法度と言いつつ、大笑いさせてもらったので今回は特別に。
『スカイダイビング殺人事件』。
キャベツ畑で栽培中の男を殺すために、犯人はまず、女をスカイダイビングに誘ってセスナの機内で殺害し、死体の服に水を染みこませた上で、その死体を抱きかかえてダイブする。
マイナス10℃の上空で、死体は凍る。地上30メートルまで近づいたところで、犯人は地上の男に向かって、凍った死体を投げつけて殺す。
できるか、んなもん。
第一、殺人の凶器を作るために無意味に殺人を犯すってなんなんだ。
こういうバカトリックが流行っちゃうってのが新本格以後の弊害の一つなんだよなあ。犯人が「事故で納まるはずだったのに! 完全犯罪になると思ってたのに!」って、そう思える心理が既に異常だよ。
ふしぎな路上販売のおばあさんのシリーズ、今日は『節約するオニギリ』。このオニギリを食べると、体が小さくなるので、ものがすべて節約できる……って、『1/8計画』かい。
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07月05日(木)
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